コロナ後遺症女性に生体肺移植 京都大学が世界初
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京都大学医学部附属病院は、新型コロナに感染し、肺が機能しなくなった女性に、家族の肺の一部を移植する世界初の手術を実施したと発表した。
京都大学医学部附属病院によると、関西地区に住む女性は、2020年の末に新型コロナウイルスに感染し、肺炎の後遺症で、両方の肺が機能しない状態になった。
人工肺のECMOで命をつないだものの、肺移植が必要で、女性の夫と息子が、自分の肺の一部を提供すると申し出た。
手術は7日に実施され、およそ11時間で無事終了した。
コロナ患者に対して、生体肺移植が行われたのは、世界で初めて。
京都大学医学部附属病院・伊達洋至呼吸器外科長「後遺症で重篤な肺障害を起こした患者にとって、生体肺移植は、希望のある治療法となりうる」
女性は、2カ月後には退院できるという。
(FNNプライムオンライン4月8日掲載。元記事はこちら)
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