東京「まん延防止」あす決定へ 23区と吉祥寺など「夜8時まで」


東京で、2日連続500人を超える感染が確認された。

東京都の小池知事は政府に対し、「まん延防止等重点措置」の適用を要請、9日に正式に決定するものとみられる。

8日午後5時すぎ、首相官邸に動きがあった。
急きょ行われたのは、菅首相、田村厚労相らによる「5大臣会合」

東京都へのまん延防止等重点措置について、協議しているとみられる。

小池都知事「東京も、いつ大阪のような状況になってもおかしくない。国に対して、直ちに重点措置の適用を要請しました」

小池知事は、午後のモニタリング会議で示された都の感染状況をふまえ、まん延防止等重点措置の適用を国に要請。

これを受け、政府は9日、東京都への措置の適用を決める見通し。

8日、新たに545人の感染が確認された東京都。

措置の適用で打撃を受けるのは、飲食店。

俺の魚を食ってみろ!! ・山口邦子さん「8時で終わってしまうと、7時で仕事終わる方が、すごく多かったみたいで、お店的にもお客さんもちょっと大変かなと思う」

まん延防止措置が適用された場合、東京都は、23区と、吉祥寺がある武蔵野市など多摩地域の一部を対象に、時短要請を1時間前倒し、再び午後8時までとする案を検討中。

東京・新宿にある居酒屋は、緊急事態宣言の際に、特別メニューとして、カニの食べ放題を行ったところ、売り上げが例年の2倍に増加。

今回、措置が適用されれば、今度は“エビとすしの食べ放題”を行い、利益度外視で客にアピールする考え。

俺の魚を食ってみろ!! ・山口邦子さん「わたしたち飲食店が協力金をいただいて生き残ったとしても、わたしたちに関わる産業の方や生産者、仲卸業の方には、具体的な協力金は出ない。わたしたちが、たとえ利益がゼロでも、価値のある利益のゼロにできるように、全力で生産者さんたちを応援したい」

一方、感染の急拡大が止まらない関西エリア。

8日の新規感染者は、大阪府で905人、奈良県では88人と、7日に続き、過去最多となった。

その大阪に隣接する京都府の西脇知事は、8日午後、国に、まん延防止措置の適用を要請する考えを示した。

政府は現在、東京とともに、京都も対象地域に追加する方向で調整している。

新規感染者が、初めて2日連続で300人を超えた兵庫県。

変異ウイルスの割合が、9割を超えたことを発表した。

兵庫県 感染症対策課・西下重樹課長「(神戸市を除く)75人の変異株検査を実施。そのうち変異株の陽性が70人、(割合は)93.3%」

大阪府の吉村洋文知事も、変異ウイルスへの危機感を強めている。

大阪府・吉村知事「イギリス型の変異株については、感染力だけではなく、ウイルスが持つ毒性も強い。既存株より、1.何倍の感染速度、感染力があることは間違いない」

都のモニタリング会議では、その変異ウイルスが東京に第4波をもたらす可能性が示された。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫国際感染症センター長「人流の増加や変異株の影響等によって、新規陽性者が爆発的に増加し、第3波を超える経過をたどることが危惧される」

都の専門機関が、新型コロナ感染者158人を検査したところ、74%が、変異ウイルスに感染していることが判明。

まん延防止措置の適用で、変異ウイルスの猛威を抑え込むことができるのか。

東京大学大学院の仲田泰祐准教授は、想像を超える事態へのシナリオを示した。

東京大学大学院・仲田准教授「現在のレベルから、感染者数は1,000人にすぐに達して、5月に再度、緊急事態宣言ということになる。悲観的な変異株シナリオでは、経済損失は膨大である、4兆円。(累計)死亡者も4,000人近くという結果」

(FNNプライムオンライン4月8日掲載。元記事はこちら

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