アメリカ産牛バラ肉が高騰 人気メニューも休止の危機

経済・ビジネス


低温で調理して、やわらかく仕上げた牛バラ肉の塊を、特製のルーでひと煮立ち。

これをご飯の上にのせて、ルーを回しかければ、店の名物カレーの完成。

味の決め手となるのは、ホロホロと崩れ落ちるやわらかさのアメリカ産の牛バラ肉。

ジェイズカレー・石井一騎代表「アメリカ産牛バラ肉の高騰が続いていて、いったんメニューをお休みすることも考えなければならない」

しかし、外食産業で需要が高いアメリカ産牛バラ肉は、国内で卸値が高騰していた。

そのため、店の名物メニューの休止も検討せざるを得なくなった。

ジェイズカレー・石井代表「次の仕入れから、15%ほど値上がりすると聞いています。コロナの時期に、お客さん来づらい状況で、仕入れ値も上がるということで、厳しい影響は受けてます」

アメリカ産牛バラ肉1kgあたりの卸値は、2014年10月に1,080円の高値を記録した。

しかし、それ以降は価格が下がり、2021年の2月には、700円台だった。

これが4月に入り、1,067円まで急激に高騰した。

ここにも、新型コロナウイルスが影響していた。

アメリカ国内の生産工場などの稼働率が低下していた。

これに世界的な需要の高まりもあり、価格高騰につながったとみられている。

わたしたちの食卓への影響はどうなのか、スーパーの精肉コーナーを見てみた。

スーパーみらべる東十条店の精肉コーナーに並んでいるのは、オーストラリア産ばかり。

スーパーみらべる 精肉課・菊嶋剛彦課長「アメリカ産入ってきてないので、オーストラリア産オンリーですね」

一方、アメリカ産牛バラ肉の高騰を受け、値上げに踏み切った店もある。

しょうゆベースのワインソースで炒め、アツアツの鉄板の上に盛り付ければ、ボリューム満点、牛バラ焼きの完成。
生卵にからめていただく、店の看板メニュー。

牛焼ジョニー・愛甲哲生店長「お店の経営がやっていけなくなったので、値上げさせていただいた」

並盛りを720円から70円値上げし、790円にした。

牛焼ジョニー・愛甲店長「今まで値上げせず、7年間やってきたが、直近まで(仕入れ値)1kgあたり780円だったが、先月末あたりから1,100円です」

わずか2カ月で、仕入れ値は3割も上昇。
店は、4月から値上げをする決断を下した。

また、牛バラ肉を使った代表的な料理といえば、牛丼。

大手チェーンの吉野家、すき家ともに在庫を確保しているので、値上げなどの影響はないとしている。

(FNNプライムオンライン4月16日掲載。元記事はこちら

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