日米間の“駆け引き”とは 共同声明 異例の長さに

国際


今回の首脳会談と共同声明について、ワシントン支局・藤田水美支局長が解説する。

中国に明確な立場を示す共同声明は、異例の長さとなった。

取材を進めると、日米の間では声明の発表に至るまで、さまざまな駆け引きがあったことがわかった。

協議筋によると、当初、日本側は中国を刺激しすぎないよう、内容をシンプルにしたいと考えていた。

しかしアメリカは、今回の首脳会談は、中国に対して、日米が結束して立ち向かう姿勢をはっきりと示す機会だととらえ、いわゆる「てんこ盛り」の共同声明を用意していた。

結果的に、アメリカ側が押し切った形になったといえる。

ただ、アメリカは日本側の立場にも配慮を見せた。

声明文では「台湾海峡」について明記されていたが、バイデン大統領は、記者会見で一度も台湾に言及しなかった。

日本が地理的に台湾と近く、緊張の高まりは日本の安全保障に直結することに最大限の配慮を示した。

アメリカと中国が互いに越えてはいけない一線「レッドライン」を探り合う中、日本は難しいバランスを求められることになる。

(FNNプライムオンライン4月17日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース