“日系”空手代表にヘイト暴言 「アジア人だから」25歳男逮捕 アメリカ

国際


東京オリンピックに出場予定の日系アメリカ人選手に差別的な暴言を浴びせたとして、男が逮捕された。

差別行為は、ほかのアジア系住民にも及んでいた。

男「俺から離れろ! わかったか? チビめ!」

4月1日、米・カリフォルニア州の公園に響き渡った、男による差別的な暴言。

被害に遭ったのは、空手のアメリカ代表として東京オリンピックに出場する予定の國米櫻選手(28)。

この國米選手に対する脅迫などの疑いで、現地警察は、25歳の男を逮捕した。

公園でオレンジ色のハーフパンツをはいた25歳の男は、日系アメリカ人の國米選手に対し、執拗(しつよう)に暴言を浴びせ続けた。

男「びびってんのか?」
國米選手「何もしてないじゃない」
男「負け犬め。家に帰れ! チビめ!」
國米選手「あーそうね」
男「俺から離れろ」
國米選手「どっか行ってよ。わたしが何したっていうのよ」
男「チャイニーズ! サシミ!」

当時、周囲には、見て見ぬふりをしている人もいたと國米選手は言う。

空手・形 アメリカ代表の國米選手は、「これまで経験したことなかったので、とてもショックでした。彼は、わたしがアメリカ代表の選手だと知らないと思います。ただ、わたしがこういう見た目(アジア系)だから狙ったんだと思います」と話した。

さらに、男は4月18日、アメリカ・カリフォルニア州の同じ公園で、韓国系アメリカ人の高齢夫婦を殴った疑いでも逮捕された。

現地メディアによると、男は、「相手がアジア人だからやった」という趣旨の供述をしているという。

今、全米で問題となっているアジア系住民へのヘイトクライム。

國米選手は、「わたしはアメリカ代表であること、日系アメリカ人であることを誇りに思っています。そして、日本発祥の空手の代表であることを誇りに思っています」と話した。

今回、被害に遭った國米選手は、「差別が世界で起きていることを知ってほしい」とコメントしている。

アジア系住民を狙って相次ぐヘイトクライム。
卑劣な罪の連鎖を断ち切ることはできるのだろうか。

(FNNプライムオンライン4月20日掲載。元記事はこちら

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