商店街×若手デザイナーで16種のオリジナルエコバッグ…SDGsへの取り組み 街の活性化も期待【岩手発】

社会 暮らし

岩手・盛岡市の商店街が、オリジナルエコバッグの販売を始めた。レジ袋を使わないことで、SDGsの「ごみを減らす」という課題の解決へ向かう。
環境への配慮に加え、商店街の賑わいづくりへの思いも込められている。

商店街がオリジナルエコバッグを発売

プラスチックごみを減らすため、環境への取り組みとして2020年7月から義務付けられたレジ袋の有料化は、すっかり当たり前となった。


ホームセンター 齊藤健吾社長:
レジ袋をもらう人は、5人に1人くらいの割合になってきている

店舗によっては、出るごみの量をさらに減らすため、こんな工夫をしているところもある。

なんだり館・高村健人さん:
当店はリサイクルショップなので、客が持ち込んだ商品が入っていた袋を「いらない」と置いていく。それをレジ袋として再利用している

なんだり館 (盛岡市南大通)
なんだり館 (盛岡市南大通)

普段の暮らしの中で、最も身近な環境への取り組みの一つだ。

石橋美希アナウンサー:
こうした中、多くの人がエコバッグを持っていますが、肴町商店街では3月からオリジナルエコバックの発売を始めました

肴町商店街のオリジナルエコバッグ「SORT」
肴町商店街のオリジナルエコバッグ「SORT」

盛岡市の肴町商店街のオリジナルエコバッグ「SORT」は、コットン生地を使っているため、丈夫でA4のファイルがゆったり入る大きさ。


販売しているのは、商店街の中にある平金商店パステル館 本店。デザインの種類は複数あり、好きな柄を選ぶことができる。

好みのデザインを選べるエコバッグ
好みのデザインを選べるエコバッグ

専用のプリンターで注文を受けてから作られ、出来上がるまでには、少しだけ日にちがかかる。

平金商店パステル館 本店・佐藤浩さん:
自分の好みがあると思うので、その中から選んでもらい、3日前後でできあがる

名前に込められた様々な思い

このエコバッグを企画したのは、商店街の若手経営者たち。

盛岡市の肴町商店街
盛岡市の肴町商店街

石橋美希アナウンサー:
「SORT」という名前は、どういう由来があるんですか?

肴町商店街振興組合 青年部・内山宏太郎会長:
「肴町 オリジナル リユーザブル トートバッグ」の略。「SORT」自体は造語なんです。(英単語としては)「整理する」、「問題を解決する」という意味があり、地球環境にもアプローチできるということで「SORT」という名前にした


石橋美希アナウンサー:
どれもかわいらしいので、好きなデザインが見つかりますよね

肴町商店街振興組合 青年部・内山宏太郎会長:
岩手アートディレクターズクラブ所属の9人のデザイナーに協力してもらい、16種類を準備した。好みに合ったものがチョイスできるのではないかと思っている

9人のデザイナーが協力 16種類を発売
9人のデザイナーが協力 16種類を発売

今回、参加したデザイナーにも話を聞いた。

盛岡市内のデザイン会社「grams design office」で働く山内稜平さんのデザイン。
三角と丸のシンプルな図形で、「魚」と「蝶」を表現した。
語呂合わせで、「さかなちょう」になっている。

「魚」と「蝶」で「さかなちょう」に
「魚」と「蝶」で「さかなちょう」に

石橋美希アナウンサー:
モチーフにはどのような意味を込めたんですか?

grams design office・山内稜平さん:
魚がワーッと集まっているみたいに、人があふれる。蝶みたいにひらひら舞う。心がウキウキするような買い物をする場所が、肴町商店街のイメージになればよいと思った


商店街の課題「解決策」としても期待

多くの人が行き交い、賑わう商店街。しかし現在、客足の減少など課題も抱えている。
新たなエコバッグは、環境にやさしいだけでなく、賑わいある商店街を未来へつないでいく「解決策」としても期待される。


石橋美希アナウンサー:
デザイナーと利用者で、街の賑わいにつながっていけばよいですね

肴町商店街振興組合 青年部・内山宏太郎会長:
来た人たちと商店街の人たちをつなぐ。笑顔で話せるような1つのツールになって普及してもらえればよい

(岩手めんこいテレビ)

(FNNプライムオンライン4月26日掲載。元記事はこちら

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