米アカデミー賞 監督賞に初の非白人・女性 異例の会場分散

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アメリカ映画界最高の栄誉とされる「アカデミー賞」の授賞式が、新型コロナウイルスの影響で会場が分散されるなど、異例の形で行われている。

ロサンゼルスの会場前から、益野智行記者が中継でお伝えする。

2021年は、アカデミー賞の特設会場として、多くの列車が乗り入れる「駅」の建物が使われている。

80年以上前に建てられたこの駅は、これまで多くの名作映画のロケ地にもなった。

今も、あの中で、授賞式が行われている。

新型コロナの影響で、ほかの賞レースが軒並みオンライン形式となる中、およそ2カ月間延期されたアカデミー賞は、「式典を映画のような空間にしたい」と、ギリギリまで対面での開催にこだわった。

感染対策として、メインの会場をロサンゼルス中心部にある「ユニオン駅」に設置し、従来のドルビー・シアターでは、一部のプログラムだけが行われている。

また例年、世界中から集まるメディアも、ごく一部しか入ることが許されないという徹底ぶり。

会場に来た人「これは新型コロナパンデミックの終わりの始まりだ。うれしくて跳び上がる。アカデミー賞のために、ここに来た」

2021年、メインの「作品賞」で最も有力視されているのが、中国出身クロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」。

ジャオ監督は、白人以外の女性として初となる「監督賞」も受賞している。

また、韓国系の移民を描き、セリフの大半を韓国語が占める「ミナリ」もノミネートされている。

アジア系へのヘイトクライムが問題となり、「人種」や「性の多様性」への関心がますます高まるアメリカで、2020年の「パラサイト 半地下の家族」に続いて、アジア系の作品が受賞するのか、注目されている。

(FNNプライムオンライン4月26日掲載。元記事はこちら

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