松山英樹選手に「内閣総理大臣顕彰」 「国民栄誉賞」との違いは?

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ゴルフのマスターズを日本人で初めて制した松山英樹選手に、政府が内閣総理大臣顕彰を贈ることが発表された。

松山選手のマスターズ優勝は、日本男子初の海外メジャー制覇の快挙で、加藤官房長官は、総理大臣顕彰の授与を発表した。

加藤官房長官「すべての国民に努力の大切さを伝え、大きな希望を与えた顕著な功績に対し、内閣総理大臣顕彰を贈る」

また、松山選手が東北の大学出身者として、東日本大震災の被災地を励まし、10年の節目にあたる2021年、あらためて大きな勇気を与えたことも授与の理由で、顕彰式は30日に行われる。

この内閣総理大臣顕彰は、最近では2020年12月に、はやぶさ2プロジェクトチームに授与されたほか、これまでに柔道の田村亮子さんや将棋の羽生善治さんなどが受賞されている。

そして、プロゴルファーでは、岡本綾子さんに続いて、松山選手が2人目となった。

これまでに、33人・15団体に授与されている。

内閣総理大臣顕彰とは、どんなものなのか。

1966年に創設されたもので、国家・社会に貢献し、顕著な功績があったものに顕彰することを目的としている。

そして、表彰された人には、表彰状のほかに、記念の盾が授与される。
金属の部分は、純銀製となっている。

国民栄誉賞との違い。

国民栄誉賞といえば、初代受賞者は、世界のホームラン王こと王貞治さん。

当時も、内閣総理大臣顕彰はあったが、そのころはまだ、スポーツ選手の受賞は対象外だった。

それでも日本中に感動を与えた王選手を表彰しようということで、1977年に新たに創設されたのが、国民栄誉賞だったという。

今では、内閣総理大臣顕彰でも、たくさんのスポーツ選手が受賞するようになった。

どちらも決定権は、時の首相の判断によるところが大きく、判断基準があいまいといわれていて、結果、「政権の人気取りじゃないの」という指摘が受賞のたびに上がってしまうが、ただ、コロナ禍での松山選手の快挙を国民に勇気を与えてくれたことは、これは間違いない。

(FNNプライムオンライン4月27日掲載。元記事はこちら

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