“サウナ市長”粘りの戦術VS議会 不信任案の“可決”は不透明? 大阪・池田市


市役所に家庭用サウナを持ち込むなどした、市長をめぐる問題。
市長と市議会のギリギリの攻防が続いている。

27日、大阪・池田市議会の傍聴席には、多くの人の姿が。

注目の訳は、市役所内へのサウナの持ち込みや、職員へのパワハラ行為など、数々の問題で追及を受けてきた冨田裕樹市長に対する、不信任決議案の行方。

提出を前に、市長は、一連の問題について、あらためて謝罪した。

池田市・冨田市長「今回のサウナ騒動が起因となって、市政に混乱を来したこと、心よりおわび申し上げます」

不信任決議案が可決されると、市長は、10日以内に議会を解散するか、解散しない場合は失職するかの選択をすることになる。

議会で、冨田市長は、26日の会見同様、自らの辞職のタイミングを訴え、不信任決議案の提出を見送るよう、何度も求めた。

池田市・冨田市長「私が今すぐ辞職すれば、今このコロナ禍、ご高齢の方々に、ワクチン接種が進まない中での選挙になり、それだけは避けていただきたい。それを、今でも最後まで願っています。必ず私自ら、責任とけじめを取って辞職するので、ご理解いただけたら」

冨田市長は、選挙が行われると、高齢者へのワクチン接種を進めることができず、高齢者を危険にさらすことになると説明。

辞職するのは、高齢者へのワクチン接種が済んだ時とし、その時期の明言は避けた。

しかし、これに対し、一刻も早い辞職を求める議員からは。

小林義典池田市議「辞職する気持ちがあれば、即辞めるべきだと考えますが、なぜ高齢者へのワクチン接種が一段落する時期なのか。ワクチン接種は非常に重要な事業だが、市長がいなければできない事業ではない」

藤原美知子池田市議「市長がいなければ回らない状況にはありません。辞任を決めたのなら、混乱を避けるため、1日も早く辞めるべき」

議場では、市長に対する厳しい声が飛び交った。

さらに議会に波紋を呼んだのは、冨田市長が不信任案が可決されたら市議会を解散し、ダブル選挙に持ち込む可能性を示した点。

小林義典池田市議「不信任案が可決されたら、市議会を解散して市議会選挙と、自分が辞めて市長選挙、ダブル選挙をすると、きのう言っていたが、市長選だけ行う方が、よほど危険が少ないと思う。矛盾していることを言っていて、ご自身でわかっているのか」

市議会では、午後になって休憩が続いた。

不信任案が提出される見通しだが、可決されるかは不透明な状況。

(FNNプライムオンライン4月27日掲載。元記事はこちら

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