緊急事態宣言3日目“隣県遠征も” オフィス街ではランチ難民も


東京で新たに828人、大阪で1,231人の新型コロナウイルスの感染が確認された。

人流抑制にも、なかなか歯止めがかからない。

ランチタイムを迎えた、27日の東京・丸の内。

普段であれば行列ができるキッチンカーも、緊急事態宣言の発令にともない臨時休業。
ランチの選択肢は極めて限られていた。

会社員(20代)「緊急事態宣言が出て、丸ビルがやってないと聞いたので、コンビニでお弁当買った」

金融業(60代)「通常でしたら、お店に入って食事している。温かい食事がとれないのはストレスを感じる」

こうした「ランチ難民」が、検索ワードで1位になるなど、宣言の影響は、さまざまな形で広がっている。

東京都では27日、新たに828人の感染が確認された。

前の週の同じ曜日を上回るのは、4月1日から27日連続。

宣言に先立って東京に出された、「まん延防止措置」の適用から2週間がたったが、はっきりした効果は表れていない。

では、緊急事態宣言の効果はどうなのか。
「イット!」は、宣言2日目を迎えた東京・渋谷の夜を取材した。

午後8時。
目についたのは、月曜の夜からいわゆる「路上飲み」をするグループ。

駅前の歩道は、宴会状態。

コンビニから出てきた人が持っていたのは、酒。

宣言の発令で飲食店での酒類の提供がなくなり、渋谷駅前では、いくつものグループが路上で飲酒。

掛け声を上げる人は、マスクなし。

なぜ路上で飲み続けるのだろうか。

20代「緊急事態宣言で、自分たちの休みも『家から出るな』みたいな。自由を失ってる中で、酒を飲むなみたいになりそうな感じも、意味がわからない。自分たちの要求だけして、僕らの声は聞いてくれない」

自粛が長引くばかりで打つ手なしの現状に、多くの若者が不満を募らせている様子。

宣言の影響は、東京に隣接する神奈川・川崎市にも及んでいる。

JR川崎駅に直結する大型商業施設に向かう人の流れ。

都内の商業施設の多くが臨時休業しているため、神奈川県外から遠征してきた人もいた。

埼玉から来た女性「買い物したいし、(店が)やっているのなら、東京じゃないところに行けばいいかなみたいな」

さらに、川崎駅前にある水族館も、東京などからの来場者の増加に備えていた。

この水族館は、入り口での感染対策に加え、先週末分から、時間指定の整理券を配布。

密対策として、入場者数を制限する措置をとっている。

カワスイ 川崎水族館・小川泰史副館長「ゴールデンウィークは、エンタメ施設にとって、一番の集客時期。こういった時期に危機がぶつかるのは、われわれとしては、非常に困難さ・難しさを感じている。多くのお客さんを招きたい気持ちはあるが、安心・安全を優先で、いろいろな対策を講じていく」

27日、川崎駅周辺で話を聞いた人のおよそ2割が都民だった。

警戒感を強める神奈川県の黒岩知事は27日、こう呼びかけた。

黒岩知事「ゴールデンウィークは、ことしも我慢のウィーク。県外にお住まいの皆さんは、今は神奈川に遊びに来ないでください」

28日からは、神奈川・千葉・埼玉で「まん延防止措置」の対象地域が拡大。
飲食店での酒類の提供自粛も要請されることになる。

横浜市の焼き鳥店の店主は、頭を抱えていた。

ぢどりや・溝浜俊裕代表「明日からどうなっちゃうか、まったく読めない...」

店では急きょ、酒の代わりに、ノンアルコール飲料を出すことにした。

ただ、売り上げは5分の1程度になると見込んでいて、ゴールデンウィーク中の営業は断念した。

溝浜俊裕代表「『お酒出せないですけどいいですか?』と言うと、『じゃあいいです』と断られちゃうので、お客さまも、どれくらい減るのかとか、まったく読めない。ほぼ休業要請のような印象を受けています」

(FNNプライムオンライン4月27日掲載。元記事はこちら

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