PCR検査に越境ショッピング 意外な場所で「密」 「二重変異型」も...医療ひっ迫


我慢のゴールデンウィーク初日。

東京で新たに1,027人、大阪で1,171人が新型コロナウイルスに感染したことがわかった。

感染拡大の主な原因である変異ウイルスについて、医療現場では、二重変異型も確認されている。

ゴールデンウィークに入った29日、東京都では新たに1,027人の感染が確認された。

街の人は「(きょう1,027人の感染者数)結構だいぶ(多い)ですね。緊急事態宣言をちょいちょい発令していたのに、感染者が急激に減っているわけではないので」、「ゴールデンウィークに入ってこの状況だと、これからもっと増えちゃうんじゃないかと」などと話した。

1日の感染者が1,000人を超えたのは、1月28日以来3カ月ぶりで、増加の勢いは強まる一方。

ステイホームが呼び掛けられる中、各地の人出はどうだったのか。

午後5時を過ぎた東京・渋谷駅前。
緊急事態宣言中、そして雨が降っている中でも、多くの人が行き交っていた。

さらに、意外なところにも、大行列ができていた。

ビルを1周するほどの行列ができていたのは、東京・新橋の駅前。
行列の先にあったのは、PCR検査センター。

雨の祝日、検査を受けに来た人は、午後1時の時点で300人以上に及んだ。

そして、東京と隣接する地域で多く見られたのが、“越境都民”の姿。

東京都に隣接する、埼玉・三郷市。
大型商業施設が立ち並ぶ買い物スポットには、車がずらり。

コストコに入ろうとしている車が列をなしていて、かなり並んでいた。

渋滞の中で目立ったのは、東京ナンバーの車。

緊急事態宣言が出され、都内では多くの商業施設が休業していることから、越境組が多く訪れたとみられる。

東京・葛飾区在住「(東京)葛飾区から。20〜30分くらい(並んでいる)。(都内は)商業施設もやっていないので、物を買いに来るにも(東京を)出ないと」

視聴者が撮影した映像には、巣ごもりの準備からか、行列は駐車場にまで延び、店内も大混雑していた。

東京・葛飾区在住「店内広かったので、『密』になるところもあったんですけど、そうじゃないところも見受けられた感じ」

越境都民は、神奈川・川崎市にもいた。

東京・墨田区在住「生活する中で、どうしても必要なものは、インターネットで買えなかったりする。そこは申し訳ないと思いながら、感染対策をして来ている」

駅と直結する商業施設へ向かう多くの人。

神奈川・川崎市の駅前の商店街も、ゴールデンウィーク初日、人の流れが多くあるように感じられた。

あいにくの空模様だったこともあり、屋根がある商店街はにぎやかだった。

そこに延びていた行列。
お目当ては、1,000円分お得な商品券。

担当者は、このタイミングでの販売に、頭を悩ませたという。

川崎銀柳街商業協同組合・吉澤慶太副理事長「そこまで行列にならないだろうと確信があったので、やっぱり人が来てもらわないとどうにもならない場所、商店街は」

緊急事態宣言の効果が見通せない中、全国で猛威を振るう変異ウイルスは、東京でも急増している。

看護士「座ってみて苦しくない?」
患者「すごく楽になりました」

東京・品川区の昭和大学病院では、感染力が強いとされる「N501Y」が感染の中心になってきているという。

昭和大学病院・相良博典院長「ほとんどが『N501Y』。大阪(など)ではやっているのが主流になりつつあるのが、われわれの現状」

さらに、この病院では「N501Y」に加え、「E484K」と呼ばれる変異を持つウイルスに感染している患者が確認された。

いわゆる二重変異ウイルスへの陽性、ダブルポジティブがこの病院で確認されたのは、初めてだという。

昭和大学病院・相良院長「ダブルポジティブ(二重陽性)の患者が広がる可能性もあると少し危惧している。陽性者の中で、変異株が何なのかわかるまでは個室対応にしているので、病床逼迫(ひっぱく)は、当然ながらある」

感染力が強いことや、ワクチンが効きにくいといった2つの特徴を持つ可能性があるため、現在、くわしい検査を進めているという。

昭和大学病院・相良院長「あっという間に広がってくる可能性もあるので、きょうから連休が始まり、人出が出てくるのを防がなければいけない」

(FNNプライムオンライン4月29日掲載。元記事はこちら

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