イギリス ワクチン接種と平行で...週2回の検査キット無料配布

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イギリスの1日あたりの感染者は、1月には、およそ6万8,000人だったが、3カ月たった現在は、1日あたり2,000人程度まで急激に減少した。
ここまでの減少に大きく貢献したのが、強力なロックダウン、そして大規模なワクチン接種。

そのイギリスが、完全な感染収束を目指し、ワクチン接種と組み合わせて実施している対策を取材した。

制限の緩和が段階的に進むイギリスで、政府が今、ワクチン接種と並行して力を入れている政策が、「ラテラルフローテスト」と呼ばれる抗原検査。

薬局で提供されている簡易テストは、小さい箱で、7回分の検査キットが入っているという。

イギリス政府は3月から、11歳以上の市民を対象に、抗原検査キットを薬局で配布している。

郵送でも受け取ることができ、検査費用は無料。

自分で採った鼻やのどの粘液を、溶液に混ぜてキットに付け、30分待つだけ。

薬局の店主「問い合わせも増えていて、キットを受け取りに来る客も増えている」

この検査は学校でも、子どもたちに行われている。

検査を受けた男児「ウイルスは怖いから、ワクチンはとても大切なこと。感染していないとわかったら、精神的にもいい」

ワクチン接種と並行して、一斉に抗原検査を行う目的。

それは、3人に1人といわれる無症状の感染者をあぶり出し、感染再拡大のリスクを徹底的に抑え込むこと。

政府は、検査キットの無料配布を当面続け、国民には、症状がなくとも、週2回は継続して検査するよう呼びかけている。

ただ、そうした中でも、特に警戒が強まるのは、「新たな変異ウイルス」。

非常時科学諮問委員会・分科委 SAGE/SPI-M マーク・ジット教授「ワクチンが効きにくいとされる海外の変異ウイルスの拡大を許さないよう、注意せねばならない」

4月中旬、ロンドン南部では、南アフリカ型の変異ウイルスのクラスターが発生し、政府は、すべての地域住民にPCR検査を求めるなど、対応に追われている。

ワクチンと抗原検査を対策の「両輪」に据えて、感染の再拡大を防げるか、世界が注目している。

(FNNプライムオンライン4月30日掲載。元記事はこちら

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