中国 連休で2億人以上大移動 タイは“マスクなし”罰金7万

国際


コロナを抑え込んだとする中国で、2億人以上が移動する大型連休が始まった。

一方、タイでは、マスクをしないと、最高7万円の罰金制度がスタート。

中国でも、5月1日から始まった大型連休。

入場ゲートに多くに人が押し寄せているのは、世界遺産の万里の長城。

北京市郊外の万里の長城は、人だかりができていた。

観光客「今は(コロナの)心配はしていません。とても安全で、みんなワクチンを接種しているから」

連休中の訪問先として、特に人気があるのは、上海。

中国メディアによると、上海のホテルの予約件数は、2020年の同じ時期のおよそ12倍で、感染拡大前の2019年と比べても、1.2倍に増えている。

そして上海では、連休名物も見られた。

車道の前に一列に並んだ警察官たちが、笛の合図とともに、一列に並んだまま、中央へ移動すると、大勢の人たちが一斉に歩き出し、渡り終わると再び一列で戻り、車が走り始めた。

上から見ると、一目瞭然。

このいわば“人間遮断機”によって、大勢の歩行者たちの安全を守っている。

今や、旅行客でにぎわう中国だが、わずか3カ月前の2021年2月の旧正月には、感染再拡大の兆しから、帰省や旅行の延期が呼びかけられていた。

その反動もあり、今回の5連休では、感染拡大前の2019年に近い水準の延べ2億6,500万人が移動すると予想されている。

一方、感染が急拡大する、東南アジアのタイ。

首都バンコクでは、公園やマッサージ店など多くの施設が閉鎖し、5月1日からは飲食店での店内飲食も禁止になるなど、厳しい措置がとられている。

さらに今、市民に緊張をもたらしているのが、マスクの着用をめぐる罰則。

4月26日から、屋外でもマスクをつけていない場合、最高でおよそ7万円の罰金が科されるようになった。

名物の三輪自動車「トゥクトゥク」は、ドアも窓もなく、完全オープンエアだが、それでも運転手は、しっかりとマスクをして乗客を待っていた。

トゥクトゥクの運転手「(ドライバー)全員マスクしている。お客さんを乗せるときは、2枚重ねてつけている。もう1枚バッグに入れている」

しかしタイは、まさに“高温多湿”の国。

この時期は、1年の中でも最も暑い季節で、最高気温が35度を超える日が続く。

屋台で、から揚げを揚げる女性も少し息苦しそう。

から揚げを売る屋台の人「ほかにできることないし、マスクつけなきゃいけない。でも太陽が強ければ強いほど、ウイルスをやっつけてくれるんじゃない?」

タイで徹底されているマスクの着用。

バンコクの隣・ノンタブリー県では、警察官がマスクをしていないバイクタクシーの運転手を発見。

1回目の違反に科される罰金およそ2万円について、「払えない」とドライバーが言うと、警察官が求めたのは、罰金代わりの腕立て伏せ。

ドライバーは、10回腕立て伏せをして、罰金を免れた。

タイ警察によれば、罰金を取るかどうかは、警察官の裁量に任されている部分もあるという。

感染抑え込みの正念場が続く中、タイでは規制が強化されている。

(FNNプライムオンライン5月4日掲載。元記事はこちら

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