「早めの避難を」川が氾濫の恐れ…"線状降水帯"発生 島根・鳥取に大雨 10日頃まで厳重な警戒を

社会 気象・災害

湖との境目が分からないほど水没してしまった遊歩道。さらには土砂崩れ。


西日本や東日本の日本海側を中心に降っている大雨は、7月10日ごろまで続く恐れがある。

7日朝に「線状降水帯発生情報」

活発な梅雨前線の影響で山陰地方には発達した雨雲がかかり、気象庁は7日朝、「線状降水帯発生情報」を発表した。


竹下慧記者:
午前5時の松江市内です。先ほどから雨が激しくなってきて、視界も悪くなってきています


車のヘッドライトに照らされた大粒の雨。道路に激しく打ちつけているのがわかる。

松江市では、1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」を発表。
この大雨の影響とみられる土砂崩れも発生した。
松江市乃白町の県道では、山の斜面が崩れて道路に覆いかぶさり、竹やぶが出てきてしまっている。


一方、島根県の出雲空港の駐車場では、激しい雨で道路が冠水し、車も水に漬かっている状態。


松江市の意宇川では、上流の方から強い流れで水が流れていて、一部は道の方に水が溢れている。
朝9時ごろの意宇川の映像では、茶色に濁った水がものすごいスピードで流れ、橋のすぐ下まであふれているのがわかる。


松江市は、意宇川が氾濫する恐れがあるとして、八雲町日吉地区に島根県で初めてとなる警戒レベル5の「緊急安全確保情報」を朝7時半過ぎに発令した。


車のアナウンス:
「公民館で避難所を開設します。早めの避難をお願いします」


避難した住民A:
今までに経験したことがない水が来ましたね。

避難した住民B:
土石流のニュースを見たから、初めて避難した

鳥取・湯梨浜町にある観光地、東郷池では、午前10時すぎに緊急安全確保の目安の一つとなる、氾濫危険水位1メートルに達した。


湖から水があふれ、遊歩道は冠水。陸地と船をつなぐ桟橋も水没した。

この大雨で、土砂災害の危険度が高まっている。
分布図で紫色の濃い部分が土砂災害の危険度が非常に高い地域で、鳥取県の一部にかかっている。


日本気象協会 望月圭子 気象予報士:
線状降水帯は今の段階では前もって予測しにくく、発生情報が発表された時にはすでに非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。
災害発生の危険度が急激に高まっていますので、すぐに安全確保が必要です


10日まで大雨に厳重な警戒を

山陰地方では、今夜からあす8日にかけても発達した雨雲が近づき、大雨となる予想で、引き続き線状降水帯に警戒が必要だ。
8日朝までの24時間雨量はいずれも多い所で、中国地方で200ミリ、近畿地方で150ミリの予想で、この大雨は10日ごろにかけて続く見込み。


土砂災害や低い土地の浸水、川の増水氾濫に厳重な警戒が必要。

(「イット!」7月7日放送)

(FNNプライムオンライン7月7日掲載。元記事はこちら

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