都のネット予約もアクセス殺到“1日以上待ち”!? 「早く打ちたい!」若者ワクチン


8月30日、朝の東京・渋谷。
予約いらずの若者向け接種会場前には、整理券を求めに訪れる人の姿があった。

孫と一緒に来た80代の女性「やってないの? 今日はじゃあ休み?」

毎週月曜日は、接種に使用する施設の休館日。
しかし、そうとは知らずに訪れる人が後を絶たなかった。

20代の女性「普通にやってるものかと思って。(仕事が)不定休なので、こういうタイミングでしか来られないので」

20代の男性「今日は3回目です。土日も抽選してたんですけど当たらなかった」

練馬から来たという30代の男性。
接種が受けられないと知ると、スマートフォンを取り出した。

30代の男性「確か今日から東京の大規模接種も予約が始まってるはずなので」

東京都では30日から、都庁の南と北の展望室と乃木坂、計3会場の予約対象を16歳から39歳までの世代に拡大。

午前10時からネット予約を始めたが...。

30代の男性「『大変混み合っています』となってますね。やっぱり予約・入力できなさそうです」

スマホ画面の表示は待ち時間、約7時間45分。
アクセスの殺到により、一時は案内ページへの待ち時間が1日以上と表示されるなど、極めてつながりづらい状態となった。

その後、待ち時間の表示は次第に減ったものの、午後になると9月1週目にはほぼ空きがない状況に。

若い層がワクチンを打ちたくても打てない現状には、焦りの声も上がっている。

30代の男性「ワクチンを打ちたいなと思っていて。打ちたいけど打てない人って今も結構いると思うので」

20代の女性「周りに受けてる子が多いので。早く受けなきゃと思って」

東京都では30日、新たに1,915人の感染を確認。
1日の感染者が2,000人を下回るのは、7月26日以来、5週間ぶりとなった。

一方、芸能界では27日、落語家の三遊亭多歌介さんが、新型コロナ感染症のため、54歳で亡くなっていたことがわかった。

SNSで訃報を伝えた弟弟子の三遊亭鬼丸さん。

「ワクチンを否定した兄さんがコロナで。多分、当人はコロナで死ぬとは思わず死んだと思う。だから皆さんはワクチンを打ってください」とのメッセージを投稿した。

こうした中、ワクチン供給を担当する河野規制改革相は、1回目と2回目で異なるワクチンを打つ交差接種について、政府内で検討していることを明かした。

河野太郎規制改革相「今、厚労省に対して1回目はアストラゼネカ、2回目はファイザー、あるいは(1回目)アストラゼネカと(2回目)モデルナという交差接種をやってもいいのかどうか、見解を出してほしいというお願いをしているところです」

接種の間隔が原則8週間と長いアストラゼネカ製ワクチンを、ファイザーやモデルナ製と組み合わせることで、接種の加速化につなげられないかという考えだ。

これに対し、SNS上では「交差接種をしないといけないほどワクチン不足ということ?」「ヨーロッパやカナダでは行われているし、ワクチン不足の解消にはひとつの有効手段だと思う」、「効果はどうなんだろう...」といった投稿が寄せられた。

さまざまな声が上がる交差接種。
専門家は、しっかりとした説明が必要だと指摘する。

国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授「苦肉の策でですね、2回目は別のワクチンで補うということを海外でもやられてはいます。ただし、明確な根拠はないというのが正直なところ。単純に『数だけ早く打てば大丈夫』という考え方はやはり危険だと。しっかりとした説明が必要になってくると思います」

加藤綾子キャスター「ワクチンを打ちたいのに打てないという方は、とても多くいらっしゃると思います。抽選制も倍率がものすごく高いですし、予約制もつながりにくいという状況で混乱していますけれども、橋下さん、どうしたら良いでしょうか」

元大阪府知事 橋下徹氏「これは当初、高齢者がワクチンを打つときにもなかなか予約取れなかったので、僕はもう先に打ってるから申し訳ないんだけれども、やはりちょっと待ってもらうしかないでしょうね。今、重要なのは医療に負担をかけないこと。負担がかかるか理由は重症化、その重症化は40代・50代が多い。ですから、まず40代・50代の方にワクチンを打って、若い人たちはリスクゼロではないけれども重症化の率は低いので、少し待っていただきたいなと。河野大臣も9月・10月になれば、ワクチンもどんどん入ってくると言っています」

加藤綾子キャスター「そして、交差接種について。安全性・有効性はとても気になるんですけれど、これが接種の加速化につながってくるのかについてはどうですか?」

元大阪府知事 橋下徹氏「これも河野大臣と29日に話をした流れからいうと、河野大臣も交差接種をそのままやると言ったわけではなくて、厚生労働省の方に確認しているという段階です。30日のニュースで、加藤官房長官は交差接種を推奨しないということを政府が言っているみたいです。だから今、確認中。アストラゼネカは今、200万回分あるんです。河野大臣の意図は、加速化するというよりもアストラゼネカで1人2回使うと100万人分しかないところを、もし交差接種が可能なら、200万人にすぐ打てるじゃないっていう。だから、若者たちが打ちたいと言っているなら、この2回目を在庫で取っておくのではなく一気に200万回打って、2回目はモデルナやファイザーにしたらいいじゃないかと。河野大臣の話を信じれば、9月・10月からはワクチンがどんどん入ってくると。それを願っています」

(FNNプライムオンライン8月30日掲載。元記事はこちら

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