「売られたケンカは買う!」自民・大物議員が激突 保守分裂選挙が必至の情勢 衆院選・山口3区

政治・外交

次の衆議院選挙「菅総理では戦えない」。そんな声も出ているという自民党だが…。いま、自民党内がざわついている選挙区がある。

その場所は山口3区。自民党の大物、河村建夫元官房長官(78)と林芳正元文科相(60)の戦いだ。


河村元官房長官「つじ立ち」で“迎撃”姿勢

8月26日に発表された自民党の総裁選の日程。9月17日に告示され、29日に投開票されることになった。

そして、総裁選のあとに控えているのが、「衆議院議員選挙」。
中でも、いま全国から注目されているのが、城下町・萩などからなる山口3区だ。

8月20日、山口・萩市。

河村建夫氏:
(自民党の)公認候補として、この議席を死守しなければならない責任がある。それに向けて、全力を尽くしていかなければならない

山口3区の現職・河村建夫元官房長官
山口3区の現職・河村建夫元官房長官

山口3区の現職、河村建夫元官房長官は、当選10回を数える自民党の大物だ。
そんな大物が地元・萩市で見せたのが、いわゆる「つじ立ち」。箱の上に乗り、にこやかに有権者に手を振る河村さん。

「つじ立ち」で有権者にアピールする
「つじ立ち」で有権者にアピールする

姿を見た地元の有権者は…

有権者地男性A:
この段階で街頭に立たれるというのは、あまり見たことがないですので

男性B:
(つじ立ちを)わしは見たことないですね


「つじ立ち」は、有権者の間で認知度を上げようというもの。
すでに“全国区”といってもいい河村さんが取る戦略ではなさそうだが、そこには「宣戦布告」を受け止める意味があった。

林元文科相“宣戦布告”の理由は「総理の座」

その「宣戦布告」があったのは、7月15日 山口・宇部市。

林芳正氏:
この第3区から立候補する。その決意をいま、固めさせていただいたところでございます

林芳正元文科相
林芳正元文科相

河村さんに宣戦布告したのは、林芳正元文科相だ。
参議院議員として極めて異例ともいえる5回の入閣を果たし、農水相や防衛相など、主要閣僚を歴任した大物だ。

参議院山口選挙区から衆議院山口3区へのくら替え。しかも、河村さんとの仁義なきガチンコ対決に、敢えて出た理由は何なのか?

林芳正氏:
この国のかじ取りをしていくためのひとつのハードルと致しまして、衆議院へのくら替えというハードルを越えなければいけないんだろうと


ハードルの先に林さんが見えているもの、それはズバリ「総理の座」。
形式的には参議院議員でも総理になれるが、「政界の常識」では総理は衆議院議員となっている。

この林さんの宣戦布告に対し…

二階俊博・自民党幹事長:
品の悪い言葉ですが、売られたケンカっていう言葉があるでしょ!われわれは、その挑戦に受けて立ちます!

「売られたケンカは買う」自民党・二階俊博幹事長
「売られたケンカは買う」自民党・二階俊博幹事長

河村さんの後ろ盾となる二階派のトップ・二階俊博自民党幹事長は、「売られたケンカは買う」と言い放った。


6月に開かれた総会にそろって参加した際は、一切目を合わせなかった河村さんと林さん。
両者譲れない戦いは、保守分裂選挙への突入が必至の情勢となっている。

一切目を合わせない2人…
一切目を合わせない2人…

このほか山口3区には、立憲民主党の坂本史子さん(66)も立候補を表明している。


(テレビ西日本)

(FNNプライムオンライン8月31日掲載。元記事はこちら

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