自宅療養「64病院に断られ...」 1人暮らし30歳男性の現実 渋谷ワクチンは抽選でも行列


東京・大田区の在宅医療クリニック「ひなた在宅クリニック山王」の医師は、この日、30歳男性の新型コロナウイルス患者のもとを訪れた。

男性は1人暮らしで、自宅療養中に症状が悪化。

自ら救急車を呼んだものの、64軒もの病院に受け入れを断られていた。

ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長「30歳でもこんなふうになるんだなと、僕も驚いているんだけれども。中等症2の中でも重い方だと思います」

すぐにでも、入院が必要な状態だという。

感染の急拡大にともない、全国の自宅療養者がおよそ12万人にまで膨らむ中、千葉県では20代の男性が死亡するなど、自宅療養中に命を落とすケースが相次いでいる。

ひなた在宅クリニック山王・田代院長「不測の事態が予見されるけど、僕たちは全力で頑張ります。おうちというベッドに入院している患者さんと思っているから」

その数時間後、ようやく受け入れ先が見つかり、男性は入院。
無事回復し、30日に退院したという。

状況悪化の大きな要因は、若い患者でも重症化するケースの多さ。

ひなた在宅クリニック山王・田代院長「重症化したときに、その重症度が高い。1人ひとりが当事者意識、危機感を持って、感染を抑制していく方向に向かっていってほしい」

31日、東京都で新たに確認された感染者は、2,909人。

20代は791人、30代は588人と、ほかの世代に比べて多い傾向が続いている。

そうした若者世代を対象に設けられた、東京・渋谷のワクチン接種会場には、31日も、朝から抽選券を求める行列ができた。

抽選券を求めたのは、1,052人で、抽選結果の発表時刻は午前11時半すぎ。

「イット!」が出会ったのは、小平市から来たという30代の女性。

東京・小平市から来た女性(30代)「あ、ありました! 5時か、遠いですね。でも仕方ないですね。受けられるだけよしって感じで」

抽選の結果、31日は354人。
3人に1人が、接種を受けられることになった。

接種センターが開設された27日は、先着順。

翌日からは、会場での抽選に変更されてきた接種方法。

しかし、「『密』が生まれている」などの声から、都は今後、オンラインでの抽選を導入することを検討している。

高校1年生「きょうからは、どっちの方法なんだろうと、ちょっと戸惑いはありました」

会社員(20代)「最初から、ネットで予約制にしてほしかった」

都は、オンライン抽選の開始時期や方法を、なるべく早く決定したい考え。

(FNNプライムオンライン8月31日掲載。元記事はこちら

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