「ガーナのスラム街を救うために生きている」美術家がアートの力で世の中を変える

文化 美術・アート

アートの力で世の中を変えることができる。そんな強い意志を持って活動する美術家の姿を追った。

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「ゴミが浮いた大海原の中に佇む自分、みたいな感じだった。資本主義の真実を見て、どうやって生きていけばいいのだろうと思いました。アートで世の中を変える。『命を懸けてやってみます。ガーナを絶対に救うために頑張ります』と言った」

そう話すのは、先進国が捨てたパソコンやオーディオなどの電子機器でアート作品をつくる美術家・長坂真護さん。MAGO CREATION株式会社の代表取締役も務めている。

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捨てられた電子ゴミから作品づくり

路上で絵描きをしていた長坂さんは2017年、一枚の報道写真をきっかけに単身ガーナのスラム街を訪れた。

かつて湖だった広大な土地が、日本を含む先進国が捨てた電子機器の墓場と化していた。

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捨てられ、売られアフリカに行き着いた電子ゴミに、若者たちは火をつけ、燃え残った金属を売って生活していた。しかし、有毒ガスを吸い込み、若くして命を落とす人も多いという。

そこで長坂さんは、持ち帰った電子ゴミで作品をつくった。今や一点数千万円の値をつけるまでになった。

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そのお金で現地にガスマスクを届けたり、無料の学校やミュージアムを建設した。秋には現地にリサイクル工場を作る計画がスタートするという。

長坂さんはガーナを救うため、強い思いを口にする。

「"ガーナにゴミを送らないようにしよう"って言っても、それをしたら彼らの生活がなくなってしまう。10年以内に100億円のシステムを持つリサイクル工場を作り、1万人の雇用を目指す。そのために僕は生きている」

 

SDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。

 


(FNNプライムオンライン9月4日掲載。元記事はこちら

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