2022年初めにもノババックス製新ワクチン供給 3回目接種視野 変異株対応 配分激減で接種急ブレーキの自治体も


さまざまな場面での感染リスクを抑える、新型コロナウイルスワクチン。

政府は7日、アメリカのノババックス社製のワクチンの供給を、早ければ2022年初めから、1億5,000万回分受ける契約を結んだことを明らかにした。

このワクチンは、3回目の追加接種への使用も視野に開発が進められ、変異株への対応も想定されている。

一方で、供給されるワクチンの量をめぐって、苦悩する自治体があった。

取材班が訪れたのは、東京・板橋区のクリニック「右田医院」。

右田医院では7日、ワクチン接種が行われていたが、多くの人が順番待ちをしていた。

区民向けの個別接種が行われ、冷蔵庫には、今週接種する分のワクチンが、ずらりと並んでいた。

5月からの接種開始当初は、枠がびっしり埋まっていたのに対し、9月からは半分以下に減っていた。

右田医院・右田俊正院長「6月・7月の分なので、びっちりと全員の分が詰まっています。このあとから、(ワクチンが)減ってきましたので、(11月以降)入れられないところがたくさん出てきていて、このあとは増える予定がない」

実は、板橋区では、国からのワクチンの配分量が、9月から激減。

これまで、1日に6,000回から7,000回ほど接種を行ってきたものの、9月からの配分量は、14日分としておよそ1万7,160回分。

1日で、1,200回ほどしか打てない計算。

さらに、区のウェブサイトには、「10月中旬以降にファイザー社製ワクチンが板橋区に配分される見込みはありません」との記載が。

区によると、これまでは、国からのワクチンは接種が進む自治体に多く配分されていた。

それが9月から一転、接種スピードが遅い自治体に多く配分される形に変わったという。

板橋区は、全国平均より速いスピードで接種していたため、供給量がぐっと減る結果になったという。

ワクチン未接種の板橋区民(30代)「ワクチンが回ってくるのかどうか、予約が取れるのか不安」

ワクチン未接種の板橋区民(40代)「本当に入ってこないのかな? 心配な部分はあります」

希望していても打てない人が出る可能性もあるため、区は、厚労省に、1本でも多く供給してほしいと要望しているという。

ワクチンへの不安が続く中、7日、麻生財務相は、菅首相の総裁選不出馬に言及する中で、気になる言葉を口にした。

麻生財務相「コロナの問題なんとかというのは、効果もなかなかというところもあるが、曲がりなりに収束して」

コロナは、本当に曲がりなりに収束しているのだろうか。

(FNNプライムオンライン9月7日掲載。元記事はこちら

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