「ワクチン足りない」受付中止も なぜ? ワクチン供給に格差


新型コロナウイルスワクチンについて。

現在の国内の接種状況は、9日時点で、1回目を終えた人が61.9%、2回目を終えた人が49.8%となり、国民のほぼ半数が、接種を終えている。

このように全国の接種率が伸びている中、新たな問題も出てきている。
それがワクチンの「地域格差」。

FNNは、東京23区に「地域格差」の実情を取材した。

「ワクチン接種の終了時期を見通せている」と15の区が答えた一方で、8つの区が「ワクチンが足りていない」と答えていて、23区だけを見ても、ばらつきがある。

個別接種を行う東京・品川区のクリニックを取材した。

受付「今、(ワクチンの)在庫ある分の予約はすでにいっぱいでして、入荷の予定が立っていないので、受け付けはしていないですね」

旗の台内科・救急クリニックでは、ワクチンの供給量の減少に合わせて、徐々に予約枠を減らし、7月末から新規の受け付けをしていない。

品川区では、9日時点で全国平均に近い47.5%の人が2回目の接種を終えているが、現在はワクチン不足で予約を一部制限している。

接種を終えた女性「200回以上かけ直して、やっと(予約が)取れたという感じだった。取れてよかったです、本当に」

旗の台内科・救急クリニック 福田賢一郎院長「(ワクチンを)打てる環境があって、打てる人がいて、打ちたい人がいて、あとはワクチンだけ。僕らとしては極力打ってあげたいが、ワクチンがない以上、どうしても打てないので」

「地域格差」は、なぜ生じているのだろうか。

「ワクチンの供給が見込めない」として、10月中に集団接種会場を閉鎖する板橋区によると、国が、接種のスピードが速い自治体への供給量を、9月から大幅に減少したことが理由として挙げられるという。

自治体からは、国への要望について、「地域の実情に応じて供給量を調整してほしい」、「供給スケジュールを早く示してほしい」といった声が上がっている。

一方で、国は、必要な分を都道府県に配分していて、10月10日ごろには、希望者全員分のワクチンの配送が完了するとしている。

11月までに、希望者全員に接種を終える政府の目標を達成するためには、「地域格差」を解消し、ワクチンが足りない地域での接種の加速化が求められる。

(FNNプライムオンライン9月13日掲載。元記事はこちら

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