大きすぎる関羽像 なぜ解体? 公費50億円に批判の声

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中国・湖北省荊州市にある、空高くそびえるこの像は、三国時代の武将・関羽(かんう)。
「三国志」にも登場する英雄。

高さは、およそ57メートル。
中国メディアによると、関羽の像としては“世界最大級”だという。

女性「関羽はわたしたち荊州人の誇りで、みんな崇拝しています」

しかし、この関羽の像が、突然、解体されることになった。

建設費用に今回の解体費などをあわせると、日本円で50億円以上かかることに。

巨額の公費が支出されることから、批判の声が広がっている。

なぜ、これほどの支出をして、像を解体することになったのか。

荊州市にある城の周囲300メートルは、歴史文化を保存する地区に指定されていて、関羽像はその範囲に入っていたため、高さ制限にひっかかったという。

5年前に建てられた、高さおよそ57メートルの関羽の像は、市が規定する高さ制限24メートルの倍以上あり、2020年、突然「違法建築物」と認定された。

荊州市民は、「怒っています。かなり怒っています」、「こんなにたくさんの資金が使われるのは、無駄遣いでしかないです」などと話した。

中国共産党の汚職などを監督する機関は、「巨大像の教訓は深刻だ」、「やみくもに大きさと最良さを目指した結果」などと、強く非難している。

FNNが現場を訪れると、関羽の像の頭の部分は、すでに取り除かれ、大型クレーンを用いて、巨大な像から次々とパーツが外されていた。

解体作業は、少なくとも2カ月はかかる予定。

解体後、この像は、現在関羽の像がある場所から4kmほど離れた市郊外に移転される計画があるという。

公共の無駄遣いの象徴となってしまった、関羽の像...。

「50億円以上が消える」とも皮肉られる一連の騒動は、しばらく続くとみられる。

(FNNプライムオンライン9月13日掲載。元記事はこちら

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