関東から鹿児島 広範囲で地震の揺れ 震源地近くより遠くに揺れが伝わる「異常震域」とは?


14日午前7時46分、東京23区などで震度3の地震があった。

震度3を観測したのは、東京23区や茨城県、栃木県で、東北と関東甲信越、静岡県、鹿児島県の広い範囲で、震度2と1の揺れを観測した。

気象庁によると、震源が東海道南方沖の450kmとかなり深く、震源近くより、遠くに揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる現象が起きたとしている。

榎並大二郎キャスター「今もありました今回の地震は、『異常震域』という現象が起きていたとみられるわけなんですが、地図で説明していきます。14日朝に揺れが起きたのは、東京都心や栃木、茨城など。震度3でした。さらに、岩手で震度1、鹿児島でも震度1と、非常に広い範囲で揺れたわけなんですね。ただ、その震源はというと、静岡県のずっと南。一般的には、震源に近いところから揺れが大きくて、だんだん遠くになると小さくなっていくイメージがありますけれども、今回の場合、近くの静岡や愛知といった場所は、ほとんど揺れを観測していない。なぜ、この震源地から遠いところで揺れを感じたのか。その現象について説明していきます。それが、異常震域が起きたといわれている14日朝の地震。震源が、地中の450kmほどで、深いんですね。太平洋プレート上の非常に深いところで起きたということで、震源の真上には、岩盤の性質がやわらかいので、揺れを吸収していって、結果、揺れは収まり、小さい揺れで済んだ。ところが、海洋プレートを伝わる揺れというのは、プレートが固い性質なので、揺れが弱まらずに伝わっていって、結果、地上で見ると、震源よりも遠いところで揺れたという現象が起きたということです」

加藤綾子キャスター「岩盤の性質と海洋プレートの性質の違いで、揺れるところが離れた方に行ったということですよね。こういう揺れ方があるんだと思って、ビックリしました」

榎並キャスター「地上ではわからないような、地中ではそういうことが起きているというわけなんですが。この『異常震域』をともなった地震は、過去にも起きています。2011年オホーツク海南部を震源とした地震では、北海道や東北の太平洋側のみで揺れを観測しているんですね。さらに2007年、京都府沖を震源とする地震では、北海道から関東にかけて、震度3以上の揺れを観測している。震源は京都なのに。東京大学・笠原順三名誉教授によりますと、14日朝の地震は最大震度3でしたが、異常震域では震源が遠く離れていても震度がより大きい場合があるので、決して油断しないようにと警鐘を鳴らしていました」

(FNNプライムオンライン9月14日掲載。元記事はこちら

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