バスケ女子日本がアジアカップ2連勝 キャプテン・林咲希が躍動しニュージーランドとの接戦制す

スポーツ

ヨルダン・アンマンで行われている『FIBA女子アジアカップ2021』。インドとの初戦を制した女子日本代表(FIBAランキング8位)は、昨日、9月28日に予選ラウンド2試合目となるニュージーランド(36位)との一戦に臨んだ。

©fibaasiacup
©fibaasiacup

日本の平均身長が177.2センチであるのに対し、ニュージーランドは181.8センチ。恩塚亨ヘッドコーチがこの試合のポイントを「ペイントエリアの攻防」と話していたように、高さや体格の差も懸念されていた。

試合はロースコアの展開となり、流れがあまり良くない時間帯もあった。しかし日本は持ち味でもある強度の高いディフェンスで何度も試合を立て直し、予選ラウンド2試合目となるこの試合、62–50で勝利した。

フィジカルの強さにも臆さない、日本らしいバスケ

『FIBA女子アジアカップ2021』予選ラウンド2試合目、vsニュージーランドとの一戦を振り返る。

【第1クォーター】
スターティングメンバーは昨日と変わらず馬瓜ステファニー、林咲希、宮崎早織、赤穂ひまわり、オコエ桃仁花の5人。試合開始早々、赤穂ひまわりがスティールから得点。林咲希、赤穂ひまわりと3ポイントシュートを沈めて8-0。試合は日本ペースで進むかと思われたが、8-9と逆転されるとニュージーランドペースに。パスは回るがいまひとつ噛み合わず、残り1分43秒で日本のチームファウルは4つに。7点のリードを許して最初の10分が終了した。

連日のスターティング5 宮﨑選手 ©fibaasiacup
連日のスターティング5 宮﨑選手 ©fibaasiacup

【第2クォーター】
ディフェンスから、相手のミスを誘い得点に繋げる場面も増えるが、ニュージーランドはインサイドを中心に攻め、なかなか点差が縮まらない。この苦しい時間帯を林咲希の3ポイントシュートと馬瓜ステファニーのフリースローが繋ぎ、恩塚ヘッドコーチもタイムアウトを取り修正を図る。1点差まで詰め寄ると、最後は山本麻衣の速攻が出て逆転に成功。32-31と日本が1点のリードで前半を折り返す。

第2クォーター山本選手の速攻で逆転 ©fibaasiacup
第2クォーター山本選手の速攻で逆転 ©fibaasiacup

【第3クォーター】
今日も赤穂ひまわりのスティールが日本を勢いづける。このクォーターも日本はディフェンスの良さが目立った。ただし点数が伸びず両チームとも停滞する時間が続く。残り3分を切って日本はスターティングメンバーの5人がコートにいる場面。宮崎早織、オコエ桃仁花が連続で3ポイントシュートを沈めると47–42で最後の10分へ。

【第4クォーター】
激しいディフェンスを継続し、いいリズムで個々が攻める時間帯が増えた。日本が10点リードとしたところでニュージーランドはタイムアウトを取るが、流れを掴むことはできない。24秒バイオレーションを誘うなど日本の守りは堅く、最後は東藤なな子が走って得点。予選ラウンド2試合目を62–50と白星で飾った。

馬瓜ステファニーが東京五輪3×3で得たもの

試合後、今日最多得点の15点をマークした馬瓜ステファニー選手は、ニュージーランドの選手のフィジカル面について「当たってみると想像を超えてくるパワーだった」と話した。

この試合フリースローを獲得したのは馬瓜選手だけとなったが、「3x3でも大きい相手に臆せず向かっていくのはやっていた。守ってくるのは分かっていたのでその先を、というのは思っていた」と自分のプレーを振り返った。

体格差を感じながらもゲームの中で修正し見事勝利した昨日の試合。「きつい時間帯にコートもベンチも声を出して頑張れた」とチーム一丸となって掴んだ勝利だった。

頼れるキャプテンの3Pシュート

東京オリンピックでの活躍も記憶に新しいキャプテン・林咲希選手が昨日もチームを救った。

一昨日の試合では、前半シュートが決まらず、自分でも「オリンピックが終わって注目されている中で、もっと注目してもらえるようにというのがプレッシャーになった部分はあった」と話していたが、昨日は見事1本目から決め切った。

頼れるキャプテン林選手 ©JBA
頼れるキャプテン林選手 ©JBA

活躍した場面を挙げればキリがないが、例えば第2クォーター、ニュージーランドがタイムアウトを取るきっかけになったのも、日本のタイムアウト明けに1点差に差を縮めたのも、林選手の3ポイントシュートだ。昨日は3ポイント4本を含む12得点の活躍だった。きっと決めてくれる。林選手がボールを持つとついそう期待してしまう人は、少なくないはずである。

予選ラウンド3試合目は今日、9月29日午後4時から韓国との一戦が行われる。
この試合に日本が勝てば、予選ラウンド1位通過で準決勝進出が決まる大事な試合となる。

(FNNプライムオンライン9月29日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース