英ガソリン不足で“パニック買い” EU離脱・コロナ禍で輸送力低下

国際・海外


イギリスでは、EU離脱や新型コロナウイルスの影響に端を発したガソリン不足が深刻化。
買いだめも起きている。

イギリス石油大手のBPが23日、「輸送トラックの運転手が不足しているため一部のガソリンスタンドを閉鎖する」と発表したことで、市民がガソリンの買い溜めに走った。

27日の時点で、3分の2のガソリンスタンドで在庫が底をついたという。

ロンドン市内のガソリンスタンドでは、ガソリンは売られておらず閑散としていて、価格を示す掲示板からも灯が消えている。

タクシー運転手「みんながパニック買いをしている。当分終わりそうにない」、「開いているスタンドを探すのが本当に大変。ほとんど開いていない」

政府は、ガソリンは十分に確保できているとしたうえで、近く政府が保有する予備の運搬車を出動させるとして市民に落ち着くよう呼びかけている。

EU離脱や新型コロナの問題を受けて、ヨーロッパ各国から来ていた労働者が自分の国に帰ったため、イギリスでは、運転手に限らず労働力不足が大きな問題となっている。

このニュースについて、フジテレビ・風間晋解説委員に聞いた。

三田友梨佳キャスター「イギリスのガソリン不足かなり深刻なようですね」

風間晋解説委員「タンクローリーなどの移民労働者の不足ということですが、つい最近まで、ガソリン不足は顕在化していなかったのになぜ今なんでしょうか。このところ、イギリスでは、ワクチンの普及を受けてさまざまな規制が撤廃され、人々の社会経済活動が急速に元に戻りつつあります。当然ガソリンの需要も急回復しているとみられますし、それに配送能力が、供給側の体制が追いついていないと考えられます。だとすると、日本でも一時的な物不足が起きるかもしれません。1年半の長いトンネルを抜けつつある今、人々の消費マインド、それから活動意欲は大きく変わろうとしています。一方で供給側には、需要が元の水準まで一直線で戻るだろうかという疑念、あるいはためらいもあります。その意味では、段階的な制限緩和は、リバウンド防止とともに需給キャップの調整時間を稼ぐというメリットもありそうに思います」

三田友梨佳キャスター「日本においても運送業の人手不足というのは以前から叫ばれている中、急激な需要増加を見据えて対策を講じておく必要がありそうです」

(FNNプライムオンライン9月30日掲載。元記事はこちら

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