スープの強み生かし...スープストックのロス削減とは もったいない食材を活用

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スープ作りで大切にしていたのは、おいしいこと、地球にやさしいこと、100年続くことだった。

シイタケでだしをとった豆乳のポタージュに、スパイシーな南インド料理「ラッサム」に旬のナシを入れた季節のスープ。

これはスープの専門店の「スープストックトーキョー」が、9月27日から2週間限定で販売している新商品。

このスープには、ある特殊な食材が使われている。

ナシのラッサムに使われているナシは、千葉・市川市で生産され規格外品となってしまったもの。

皮をむいてしまえば中身は通常のナシと同じだが、傷や汚れがついていることで、毎年およそ5,000トン収穫されるうち1割程度が規格外品として廃棄されていたという。

株式会社スープストックトーキョー バイヤー・松尾琴美さん「B品の野菜というと加工にまわることが多いが、ナシの場合、加工するのも難しいという事情があって、行き場所がなくて廃棄せざるを得ないという状況にあった。それはもったいないと思って、何か使えないかとお伺いしたことが始まりで、今回使わせていただくことになった」

シイタケと豆乳のポタージュでも、通常、選別する過程で捨てられてしまうシイタケの軸をだしの抽出に使用。

シイタケのだし特有の和の風味が感じられるポタージュになっている。

もったいない食材を活用した新商品。
そこにはスープの強みが生かされていた。

株式会社スープストックトーキョー バイヤー・松尾さん「わたしたちはスープ屋さんなので、見た目は関係ないというか、その素材さえおいしければ、加工することでおいしくいただけるというスープとしての強みというのがあると思っている。わたしたちは『おいしいを10年後も100年後も食べたい』という思いでスープの開発をしているので、今あるものをどう大事に使えるかというのをしっかり考えて商品開発をしていけたらいいなと思っている」

食べておいしい、未来もおいしい。
おいしいの持続可能を目指す。

(FNNプライムオンライン9月30日掲載。元記事はこちら

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