「白い恋人」生みの親 逝く ネーミング誕生に秘話が


29日、北海道・札幌市のお菓子メーカー・石屋製菓の石水勲名誉会長が、亡くなっていたことがわかった。
77歳だった。

石水さんは、北海道の代表的なおみやげ「白い恋人」の生みの親。

発売されたのは、1976年。

当時、大ブームだったホワイトチョコをフランスの焼き菓子、ラングドシャでぜいたくに挟み、北海道限定のお菓子としてスタートした。

かつては1枚1枚、従業員が手作業でチョコをサンドしていた「白い恋人」。

そのしゃれたネーミングは、どうやって生まれたのだろうか。

候補には、「冬将軍」、「ブリザード」などがあったが、どれもしっくりこなかったという。

きっかけは、石水さんの父。

ある日、雪が降り出す中、スキーから帰って来るなり、「白い恋人たちが降ってきたよ」と話したという。

この時、石水さんの頭をよぎったのは、1968年のフランス・グルノーブルで開催された、冬のオリンピックを記録した映画のテーマ曲。

タイトルはズバリ、「白い恋人たち」。

これが「白い恋人」誕生の瞬間だった。

また、発売から変わらないパッケージに描かれた山は、北海道の利尻山がモデル。

スイスの山並みのような風景にひかれたという。

誕生から45年を経て、日本を代表するお菓子となった「白い恋人」。

その生みの親は、「白い恋人たち」が降る季節を前に、空へとのぼっていった。

(FNNプライムオンライン9月30日掲載。元記事はこちら

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