「ヤバイ!」を察知 家単位の防災力 子どもを守ろう11


シリーズでお送りしている「子どもを守ろう」。

先週も、台風が関東に接近したが、近年、10月の台風接近が増えるなど、気候変動の影響が出ている。

「いざ」というときに、自分と家族の命を守る行動、6日は「家単位の防災」について考える。

2021年8月、長野・岡谷市で起きた土砂災害。

周辺に避難指示は出ていなかったが、この1軒に土砂が流れ込み、親子3人が死亡した。

気象災害から自分の身を守らなければならない今こそ、家単位で避難を判断することが大事。

家族単位の防災に取り組む気象予報士の団体「サニーエンジェルス」がある。

子育て経験者が多く、親子にわかりやすく天気の仕組みを教えている。

サニーエンジェルスを立ち上げた山本由佳さん「防災で需要なのは、想像力=イマジネーション。想像力をどれだけ豊かにするかがキー」

家庭では、どんなことができるのか。
子どもへの防災教育の様子を見せてもらった。

息子のそうくんの発見と想像力を大事にしているというお母さん。

そうくんのお母さん「ここらへんに水がたまりやすいんだって。この緑道沿いに水がたまるけど、毎朝通ってんじゃん」
そうくん「こうやって、こうやって...」

ハザードマップを確認したあとは、実際に子どもが理解しているかどうか、通学路を歩いて確かめる。

そうくんのお母さん「ここ、急傾斜地になってる。ここ結構すべると思う」
そうくん「たぶんすべる。1回こけたことある」

普段、そうくんが遊んでいる公園。

実は、この日の3日前、この場所は、あたり一面が冠水。
とても水がたまりやすい場所。

ほかにも近所を歩くと...。

そうくん「あっちが緑道。こっちも緑道。(緑道が)浸水しやすいって言ってた」

家で見たハザードマップで、浸水しやすい場所として青や水色で示されていた道。

今はきれいに整備されているが、もともとは川で、水がたまりやすい場所。

そして住宅街でも...。

そうくん「電線と木が当たってる」
そうくんのお母さん「風が強いと切れて、発火の可能性があると思う。この前の雨でふやけて割れている」

普段通る道路の端が、はがれてしまっている。

実際に歩いてみると、ハザードマップだけではわからない、街中のちょっとした変化に気づくことができた。

サニーエンジェルス代表・そうくんの母 水渡敬子さん「(子どもだからこそ教えることは?)毎日の生活の中で『ここヤバいな!』と思える直感を養えるといい」

いざというときに、「やばい」と危険を察知して行動できるために、家族の小さな積み重ねが、家単位の防災力につながっている。

島田彩夏キャスター「普段、自分の5歳と6歳の子どもたちには、避難場所の近くを通るたびに、危険なときはここに逃げるんだよと教えていたのですが、小さな子どもにとっては、危険なときと言われても、イメージが湧きづらかったのではと思います。何が起こると、どう危険、やばくなるのか、子どもたち自身が考えることが大事だと思いました」

(FNNプライムオンライン10月6日掲載。元記事はこちら

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