真鍋淑郎さん「妻のおかげ」 信子さんと二人三脚で研究 「ノーベル物理学賞」夫婦の絆


ノーベル物理学賞に選ばれた真鍋淑郎さんが会見で語ったのは、妻への感謝だった。

研究者の夫を長年支え続けた妻・信子さん。自宅での取材中にも二人三脚ぶりを見せてくれた。

日本時間6日午前2時半すぎ、大きな拍手に迎えられ、会見の席につく米プリンストン大学上席研究員、真鍋淑郎さん(90)。

ノーベル物理学賞・真鍋淑郎さん「ビックサプライズ! (受賞は)とにかく大変驚きました!」

会見では、記者の質問に耳に手を当てるしぐさや、質問者をキョロキョロと探すそぶりなど、ユーモラスな振る舞いで会場を沸かせた。

二酸化炭素濃度の上昇が気候に与える影響を世界に先駆けて解明し、“温暖化予測の父”とも称される真鍋さん。

大学では、ファーストネームの「淑郎」ではなく「SUKI(スキ)」のニックネームで呼ばれている。

今回の受賞決定は、10歳年下の妻・信子さん(80)あっての偉業だった。

ノーベル物理学賞・真鍋淑郎さん「食事に関しては、僕は世界で一番恵まれた人間だと思っている。彼女が作る料理はどれも素晴らしい!」

アメリカで和食を教えるほどの腕前を持つ信子さんの手料理をベタ褒め。

自宅での取材中にも、真鍋さんから見える位置に立ち、記者の質問にうなずくなどして夫の受け答えをアシスト。

また、カメラで撮影している記者の横から、身ぶり手ぶりを交えて熱く語りかける場面もあった。

妻・信子さん「先生がこっちのこと(研究)をして私がこっち(家)を守って、2人で二人三脚ですから」

その喜びは、物理学賞が決まった直後の答えに込められていた。

妻・信子さん(物理学賞受賞決定直後)「ただただ、うれしいです。こんなすごいことが起こると思っていなかったから。本当に突然で、うれしいです」

信子さんのフェイスブックには、ワシントンの桜の木の下に着物姿で立つ写真のほか、茶道を教える様子なども掲載され、多彩な一面がうかがえる。

夫婦で通う美容院で話を聞いた。

美容院のスタッフ「すごく仲のいいご夫婦で、いつも2人で来ていただいてますね。(奥さんはどんな人?)元気な人です。すごく元気でハキハキとしてて」

結婚52周年を祝ったというイタリア料理店には、お気に入りの席と料理がある。

決まって頼むのが、タコの足のグリル。料理に合わせてお酒を飲むのが大好きだと話している。

夫婦二人三脚でつかんだノーベル賞の授賞式は、12月10日にオンラインで行われる。

(FNNプライムオンライン10月8日掲載。元記事はこちら

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