眞子さま「良い事も悲しい事も貴重な経験になると信じる」学生時代の文書に記された信念

社会 皇室

秋篠宮家の長女・眞子さまは10月26日に結婚し、この日お二人で記者会見に都内のホテルで臨まれることになりました。会見は入籍後に行われ、眞子さまは「小室眞子さん」として臨まれます。

18日には、小室圭さんが秋篠宮邸を訪れ、ご夫妻に挨拶、眞子さまとも3年2カ月ぶりの再会を果たすほか、19日には眞子さまがお一人で皇居・宮中三殿をご拝礼、22日には両陛下、25日には上皇ご夫妻のそれぞれのお住まいを訪れ結婚のご報告とご挨拶をされる予定です。

2017年9月に小室圭さんと婚約が内定してから4年、2012年にお付き合いを始められてから約9年。記者会見ではこれまでの経緯や今後の生活などの質問に、お二人がどのように答えられるか注目が集まることになります。

佳子さまと一緒に学校へ向かわれる眞子さま
佳子さまと一緒に学校へ向かわれる眞子さま

そんな眞子さまは、どのような中学、高校、大学をどのように送られたのでしょうか。文集などによるエピソードからお人柄を知るきっかけになればと思い記しました。

「眞子」というお名前に込められた願い

眞子さまは、1991年10月23日午後11時41分、宮内庁病院で誕生されました。体重3238g、身長50cm、元気な産声をあげられたといいます。

1991年10月23日宮内庁病院でお誕生(画像は1991年12月撮影)
1991年10月23日宮内庁病院でお誕生(画像は1991年12月撮影)

29日の「命名の儀」で、「眞子」とお名前が付けられています。


「眞」という文字には、「天性のものを失わず、自然に、飾ることなく、ありのままに人生を歩む」という願いが込められているといいます。

2018年2月に「現代女流書100人展」を訪れた眞子さまは、小学1年生から高校2年生ころまで書道を習った書家の柳澤朱篁(やなぎさわ・しゅこう)さんの「眞」の文字が入っている作品をご覧になっています。

この時、朱篁さんが、「『眞』の文字には信用の『信』に通じる字なので、いい字でらっしゃいますね」と話すと、眞子さまは「私もこの字が好きです」と話されたといいます。

2001年11月秋篠宮さま36歳のお誕生日映像より
2001年11月秋篠宮さま36歳のお誕生日映像より

学習院時代を振り返る

眞子さまは幼稚園から高校まで、学習院で勉学に励まれています。

学習院中等科の入学式での眞子さま(2005年4月撮影)
学習院中等科の入学式での眞子さま(2005年4月撮影)

高校3年間、スキー部と茶道部に所属された眞子さま。

2010年に学習院女子高等学校を卒業する際、中学・高校時代を振り返り文章を残されています。

この中で、「あだ名」は「まこ©」。まこシーと呼ばれていたということです。「まこ氏」ではありません。趣味は、読書、絵を描くこと、スポーツなど外で遊ぶことをあげ、「木登りも好き!」と記されています。

よく言われることについては、「字が汚い」。注釈に(本気を出せば美しい字がかける)とあり、柳澤朱篁さんに書道を学ばれていたことを考えれば、おっしゃるとおり、本気で書けばきれいな字はお書きになれたと思われます。

学生生活のエピソードとしては、「よくコケる。ガラス戸を通り抜けようとしてぶつかった」。他にも「泳力テストを英力テストだと思い、電話して範囲を聞いた」「先生にヘリクツもリクツだと言って(なぜか)怒られた」と綴られています。

中学1年から顔が変わっていないと言われる童顔、とも書かれています。

葉山御用邸のそばの一式海岸でくつろがれる秋篠宮御一家
葉山御用邸のそばの一式海岸でくつろがれる秋篠宮御一家

秋篠宮さまのそばで海風を感じ嬉しそうな表情をなさる眞子さま
秋篠宮さまのそばで海風を感じ嬉しそうな表情をなさる眞子さま

休み時間の使い方は、中学生の頃は、「鬼ごっこ」、中3になると「バレーボール」、高3になると「休み時間を睡眠を取るために有効利用」とされています。

楽しく充実した学生生活を、普通の生徒と同じように過ごしされていたことが良く分かります。

卒業に当たって、眞子さまは「長いようで短い高校三年間でしたが、自分なりに充実した日々をすごすことができました。気持ちを新たにして、4月から始まる大学生活を迎えたいと思います」と文書でお気持ちを公表されました。

イギリス留学

そして、2010年4月、OA入試により合格した国際基督教大学=ICUの教養学部アーツ・サイエンス学科に入学されます。入学式で今の気持ちを尋ねられた眞子さまは、「うれしさ半分、緊張半分です」とカメラに向かい話をされました。

2010年4月国際基督教大学入学式での眞子さま
2010年4月国際基督教大学入学式での眞子さま

2011年に二十歳となり、成年皇族となられます。二十歳とはなりましたが、大学生と言うこともあり、ご公務より学業を中心とした生活を続けられました。

2012年、眞子さまは交換留学生に応募し、イギリスのエジンバラ大学へと短期留学されることになります。この交換留学生の意見交換会で、小室圭さんと運命の出会いをされるのです。

イギリス留学に出発される眞子さま
イギリス留学に出発される眞子さま

2012年8月24日、約一年の予定で短期留学のためイギリスへと向かわれました。エジンバラ大学では、人文社会を学ばれますが、一番力を入れたのは語学と友人との思い出作りだったようです。エジンバラ大学での授業を終えた眞子さまは、大学の友人と一緒に、イタリア・バチカン・フランス、それにオランダを旅行されたと言います。

翌年7月1日に帰国された眞子さまは、留学の感想を「約10か月にわたる英国滞在でしたが、充実した楽しい留学生活を送ることができました。また、4か国への旅行も大変良い思い出となりました。これらの経験を大切にしていきたいと考えております」と文書で記されています。

「どの経験も自分の身になった」

こうした留学体験を眞子さまはレポートにも残されています。

プリペイドの携帯を使っていたことや風が強いので折りたたみ傘は折れてしまうのでフード付きコートが必要、など実生活に基づいた後輩へのアドバイスなどが書かれています。

自身が変化されたことについては、「英語で生活するということに自信がついた」とも。短期留学の魅力について、多くの知識・教養を学ぶことだけでなく、「色々な国籍の色々な人に出会って、英語で普通に会話をする、その地の目新しい文化を楽しむ、文字通りその場所で生きてみる」「つまり『その他』も楽しむことが出来るのが学部留学の魅力でもあるのだと感じたのだ」と綴られています。

ティモシー・オーシェ:エジンバラ大学学長から説明を受けながら図書館を見学する眞子さま
ティモシー・オーシェ:エジンバラ大学学長から説明を受けながら図書館を見学する眞子さま

一番嬉しかったことには「英語で生活できたこと」とされています。

「私は元々人とコミュニケーションをとるのがわりと好きだ」とし、留学生活を送る中で「約3週間一緒に旅行するような友達もでき」、「肩の力を抜きつつも色んな人に話しかけるのが大切」「大切なのは英語でどれだけ自分を見せられるか」など、英語生活での経験が綴られています。

そして、レポートの締めには次のようなことが記されています。

「留学中、私のポリシーは『良い事も悲しい事も貴重な経験になると信じる』だった。」

「頑張りすぎないこと、時には失敗したっていいやと思いながら過ごすことが大切だと思う。ポジティブに、そして適当さも大事、私はそう思っている」

さらに、「自分の考え方や生き方を再発見できたことも非常に良かったと思う。私はどの経験も自分の身になったと思っている」と短期留学の経験がいかに大きなものであったかを示されています。

エジンバラ大学の歴史に関する本の説明を受ける眞子さま
エジンバラ大学の歴史に関する本の説明を受ける眞子さま

「複雑性PTSD」

10月1日、宮内庁は眞子さまのご結婚の予定などとあわせ、眞子さまが「複雑性PTSDと診断される状態」でらっしゃることが発表されました。

「複雑性PTSD」と診断される人には「自分には価値がないと思い込む」「感情が不安定になる」「他の人との関係を避けてしまう」といった症状が見られるということです。

眞子さまは「複雑性PTSと診断される状態」と宮内庁が発表
眞子さまは「複雑性PTSと診断される状態」と宮内庁が発表

眞子さまが「状況を変えることが困難であるという無気力感を感じる状態で、ご自分達の人間としての尊厳が踏みにじられていると感じ、また、結婚後、平穏で幸福な生活を送りたいという願いが、不可能となってしまう恐怖感を感じるようになられた」と症状について会見で明らかにされました。

「良い事も悲しい事も貴重な経験になる」

眞子さまを知る人たちによれば、眞子さまはクレバーでぶれない方、佳子さまがインドア派なのに対して、アウトドア派、などとてもポジティブな方という話です。

現在は苦しい状況にあるとお考えのでしょうが、あの学生時代に経験されたことを今もう一度思い出して、眞子さまが次へと進む指針としていただければと思っています。

短期留学の際のポリシー、「良い事も悲しい事も貴重な経験になると信じる」を思い出して新生活へと向かい、明るい笑顔を見せていただきたいのです。

私は、幸せそうな笑顔を拝見できたとき、心から「おめでとうございました」「お幸せに」という気持ちになることができるのです。

【執筆:フジテレビ 解説委員 橋本寿史】

(FNNプライムオンライン10月15日掲載。元記事はこちら

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