【東京15区】7人立候補で乱戦 衆院選2021

政治・外交


下町情緒が色濃く残る東京15区(東京・江東区)。「政治とカネ」の問題で前職が有罪判決を受けたこの選挙区は、7人が立候補する乱戦模様だ。

汚職事件で自民党を離党し、実刑判決を受けて控訴中の前職・秋元司氏は公示日直前に不出馬を決め、地元関係者の間では衝撃が走った。

これにより、自民党が推薦する2候補、無所属前職・柿沢未途氏(50)、無所属元職・医師の今村洋史氏(59)に、野党共闘の立憲民主党元職・井戸正枝氏(55)が対峙し、さらに日本維新の会新人・金沢結衣氏(31)らも参戦する乱戦の構図だ。

自民・柿沢氏と今村氏の2候補を推薦

今村氏は日本維新の会として、2012年の衆議院選挙で石原慎太郎氏に次ぐ比例単独第2位で出馬し当選。その後愛知に拠点を移したが、今回、自民党東京都連に請われ15区からの出馬を決意した。しかし、党本部は「公認」ではなく「推薦」にとどめた。準備不足のため、町ではほとんどポスターが見当たらないような状態で公示日を迎えたものの、自民党都連や区議の手厚いバックアップで、活動を活発化、地盤固めを急ぐ。

一方、柿沢氏は親子2代にわたり15区を地盤とし、当選4回を果たしている。民主、みんな、維新、民進、希望を経て、無所属での出馬を決めたが、首相指名選挙で岸田氏に投票し、自民党に秋波を送った。朝5時からラジオ体操をし、夜は駅のシャッターが降りるまで駅前で挨拶をするなど、住民とのコミュニケーションを欠かさない。

自民党は、この2人のうち、当選した候補に追加公認を出すものと見られる。

立憲・井戸氏は野党共闘で国替え 維新・金沢氏は最年少

立憲民主党の井戸氏は、元々東京4区で出馬を予定していたが、共産党との野党一本化で4区を譲り、15区に国替えした。野党共闘での戦いを展開するが、地元での知名度不足を解消できるかが課題となる。

日本維新の会の金沢氏は7人の候補者の中で最も若い31歳。「しがらみのないオープンな政治」を目指し、乱戦模様の中での保守層の受け皿を狙う。

また、諸派新人・桜井誠氏(49)、無所属新人・猪野隆氏(56)、無所属新人・吉田浩司氏(61)も出馬する。

(衆院選2021・東京都)

(FNNプライムオンライン10月22日掲載。元記事はこちら

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