小泉進次郎氏に聞く 自民党変えられる? 生中継で聞く本音

政治・外交


コロナ禍での暮らし、そして日本の未来を左右する衆議院選挙。

自民党の小泉進次郎氏に、スタジオから中継で話を聞いた。

宮根誠司キャスター「自民党を変えなければいけないとおっしゃっていましたが、今回、予測でも自民党の過半数が厳しい状況です。今すぐでも自民党を変えていかないといけないとお思いですか?」

小泉進次郎氏「そうですね。ほかの党から自民党、学ぶことが結構あると思っていて、橋下さんがいるから言うわけではないですけど、わたしは兵庫で今回応援演説をした時に、自民党は維新以上の改革を唱えなければ、関西で自民党はなくなりかねないという話をした。この改革競争をしてしのぎを削らないといけないのに、改革とは違うところで勝負をしたって、わたしは自民党の将来はないと思っています。地方議員のネットワークでいうと、自民党は日本最大のネットワークを持っていますが、残念ながら、そのネットワークを政策の遂行や地方議会を含め、生かしきれているかというと、わたしは、うまいのは公明党の方がうまいと思います。だから公明党からも学ばなければいけません。SNSとかネットも、野党の方が開拓が早いです。いろいろ考えています。自民党は旧来型の伝統的な選挙スタイルに依存してしまっているところがあります。今後より、こういったところを野党から学べば、自民党が足りないところ、より強固にして、国民の皆さんに対応で、タイムリーで国民のニーズに合った政策を実現できると思います」

井上咲楽さん「すごく人を集めているのを見ました。ただ、進次郎さんの演説を聴くと矛盾を感じるというか、進次郎さんは小石河連合を組んで改革を前面に押し出してやっていかれてると思いますが、ただ、選挙では今の自民党をお願いしますと、推さなければいけないわけで、そこの矛盾をご自身でどのように感じていますか」

小泉氏「改革を志す仲間たちの数を党内で増やさないと自民党は変えられないので、矛盾しないと思います」

橋下徹氏「小泉さんや河野さんは、国民的に圧倒的な人気があります。どちらかというと僕みたいな首長タイプの直接、有権者から票を得るのは抜群の力があると思いますが、今回の総裁選で負けましたよね。永田町の議員の仲間を集めなければいけないと。僕は全然、そういう人間関係を築けないし、下手だし、一切そういうのはやってきませんでしたが、小泉さんは、これまではある意味合理的な人間関係を重視していたイメージがありました。ここから、嫌な付き合いとか嫌なやつとも飯を食ったり飲みに行く関係をやりながら、仲間を作っていくことに、これから力を入れていくんですかね」

小泉氏「今までも、実はやってることは、やっています。例えば亡くなられた自民党の参院議員の幹事長だったり、吉田幹事長はわたしのために一肌脱いでくれて、1回、飯に行こうと。それでわたしが、わたしのことをぼろくそに言う人を集めてくれませんかと言ったら、いっぱいいるぞと言ってくれて、自民党内でわたしのことをぼろくそに言ってくれる人を集めてくれました。そうした皆さんの中から仲間ができたり、そういったことを助けてくれる、サポートしてくれる方が党内にもいました。今でも、そういうことを考えてくれる仲間もいるので、しっかりと塊、集団、その強みというのは、この前の総裁選でも現れたというのが一つの現実ですから、そこも受け止めながら、今後まず考えて力をつけたいと思います」

橋下氏「今までは若手のホープと言われていて、一匹狼的にもできたけれど、河野さんとかと組んで、ある意味、派閥的なものを作っていくということですか」

小泉氏「今までも1人ではなくて、政策厚労部会長のときに支えてくれた村井さん、小林さんとか、今、東京で頑張っている小倉さんとか、いろんな方が支えてくれました。だけど、なかなか一匹狼と言われているけれど、そんなこともないです」

橋下氏「本気でこれからグループを作ろうと思ったら、面倒を見ながらとか、いろいろなことをやらなければいけないじゃないですか。それをこれからやっていくということでいいんですかね」

小泉氏「できるかぎり、派閥みたいにかなり潤沢な活動ができる財政基盤とか、そういったものって同じところでは勝負できませんから、やはり改革の精神を忘れてはいけない。その思いを持っている志で、どうやってつながっていけるか。あとは橋下さんの言っている通り、理屈ではなくて、この前の総裁選で河野さんの支援を周りに頼んだ時に結構多かった声が、『1回も飯食ったことない』とか『1回も飲んだことがない』。こういう声が上がるのも現実なんですよね。そうしたところ、ちゃんと受け止めながら、現実も見ながら、一歩一歩力をつけていかなけれいけないと思います」

宮根誠司キャスター「小泉グループがある程度できると思ってもいいんですか? 来年夏も参議院選挙ですもんね」

小泉氏「そういうことではないと思います。ただ、この2年間環境大臣として、そうとう環境情勢、気候変動に自分のエネルギーを集中して注ぎました。それ以外にはなかなか時間もありませんでした。全国もコロナで行けませんでした。そういった、できなかったことを一歩一歩やっていく。まずはそれが大事だと思います」

宮根キャスター「古市さん、友達なんでしょう」

古市憲寿さん「結構会ったりします。美容院変えて、痩せてから政治家としてかっこ良くしゅっとしてきたと思っていて、それが逆風の理由かなと勝手に思っているんですけど。真面目なこと聞くと、環境大臣から離れたわけじゃないですか。一介の議員として具体的に何から取り組みたいというのはありますか」

小泉氏「岸田総理が選挙終わった直後にイギリスに行くのは、気候変動政策の会議のためです。これは日本の歴史上初めてです。わたしが2年前大臣になった時に、気候変動政策は日本の重要課題じゃなかったんです。それを日本の中心議題にできたのは、多くの方の支えと環境省の皆さまの頑張りと、菅総理のリーダーシップと、それに加えて気候変動対策をやらなければ雇用と経済がこれから成り立たないという世界的な大きなうねりがある。自動車産業は特に、100年に一度の大変革の時代といわれて、これからどんどんガソリン車がなくなっていく。そんな大きな時代の変化についていかなければいけない、それは将来の雇用と経済を守る。この挑戦、改革、これは本当の日本の全体の構造改革です」

橋下氏「CO2の問題を小泉さんが力を入れていたのはわかりますが、前回の総裁選で問題になったのは、原発政策で河野さんがかなり揺れ動いて、多候補からも矛盾を指摘されて、世界の潮流で小型原発というものには開発していこうという動きがある。大型商業原発についてはフェードアウト論を僕はしています。小型原発についてまで、かたくなに原発は駄目だということを河野さんも言っている。一方では原子力潜水艦はいい、などというのはかなり矛盾ですので、小泉さん、河野さんで小型原発についても新しい技術をあえて政治が止めるのではなくて、そこの可能性を見いだすところに柔軟にやっていただきたいと思います」

小泉氏「今の小型原発は、わたしも実際に物を見てみたい。今、いろんな方が言っていますが、本当のところはわからないことがいっぱいあるんですよ。2020年代後半に商用化されることも言われているけれど、本当にその時点で商用化されるか、まだわかりません。コストも安いと言われますが、小さくなる分かなりの数をロットで作っていって、ようやくコストとして大規模な大きな原発と比べてものってくるという話がある中で、日本ではどのぐらいの数だったらコスト的にのるのか。本当に事故が起きたときの影響は、施設の中だけでとどまると言われていますが、果たして本当はどうなのか」

橋下氏「なので、最初から排除せずに、ぜひ検討してください」

(FNNプライムオンライン10月31日掲載。元記事はこちら

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