渋谷など“サル目撃”相次ぐ 新宿に移動 警察と攻防戦 きのうは世田谷の住宅街

社会


東京・新宿区内を走るカメラマン。
その先でとらえたのは、サルだった。

1日に東京・世田谷区内にいた個体と同じとみられるサルが、新宿区のビル街に現れた。

野生とみられるこのサルは、なぜ都心に移動してきたのだろうか。

FNNのカメラが1日、世田谷区で撮影したサル。

取材班は2日朝も、世田谷区でこのサルの捜索を始めたが、なかなか見つけることができなかった。

目撃情報を頼りに、移動を続けるサルのあとを追ったが、駆けつけたころには、すでにその気配を感じ取ることはできなかった。

昼前には、渋谷区にあるJR代々木駅前付近で、サルの目撃情報が相次いだ。

サルを見た人「結構でかかったですよ、このぐらい。のんびり歩いていた。逃げるでもなく」

LUCIAN 店主・羽田光広さん「(店の前に)座っていましたよ。こんなんですよ、座っている姿。置物レベルで座っていました。53年で初めてですよ」

サルはその後、都内でも有数の交通量を誇る甲州街道を横断し、新宿へ。

警察官は、捕獲用のネットを持ってあとを追いつつ、様子をうかがう。

しかし午後2時すぎになると、人間との追いかけっこに疲れたのか、移動をやめて、人の手が届かないビルの上に座り、しばらく休んでいた。

ひと休みしたあと、サルは、電線などを伝ってさらに移動。

突然現れた侵入者に対し、カラスが攻撃し、サルがやり返す場面も。

ところで、サルはどこから来たのだろうか。

実は、サルの目撃情報は、10月30日から31日にかけて、神奈川・川崎市で相次いでいた。

そして1日、多摩川を挟んで隣接する東京・世田谷区内で確認されると、2日の午前中には、世田谷区の北西部に出没。

その後、昼前に渋谷区を通り、昼すぎには新宿区に姿を見せた。

サルの目撃情報は、ほかにも。

およそ25km離れた、横浜市南区の住宅街では、2日朝、野生とみられるサルが撮影されていた。

また、神奈川・平塚市の住宅街でも、サルの目撃情報が寄せられていた。

現在、都内で確認されているサルについて、専門家は、年齢5歳から8歳の大人のオスと推測。

都心など、各地の住宅街にサルが現れた理由について、市川市動植物園サル山担当の菊岡厚史さんは「(サルは、ある程度の年齢になると)群れから出る。そのサルが、(住宅街に)下りてきているんじゃないか。考えられるのが、山の食べ物が不足してとか、離れている途中に道を間違えたとか」と分析する。

また、ニホンザルは雑食性のため、生ごみなどの味を覚えると、それを求め、人に危害を加える可能性も考えられるという。

警視庁や各自治体は、サルが襲ってくる危険性があるとして、見かけても近づいたりしないよう注意を呼びかけている。

(FNNプライムオンライン11月2日掲載。元記事はこちら

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