コロナ前に日常は戻った? 紅葉真っただ中の日光東照宮75% 宿は“直前予約”が多いワケ

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緊急事態宣言解除から1カ月がたったが、観光業は、コロナ前の日常に戻っているのだろうか。

5日は、人気観光地日光を取材した。

豊かな自然や歴史的な建造物が多く残る、栃木・日光市。

まず訪ねたのは、紅葉シーズン真っただ中の「日光東照宮」。

日光東照宮の境内に入ると、観光客や修学旅行の学生など多くの人であふれていた。

観光客「お天気がよくて、紅葉もすごくいい時に来られてよかった」、「世間の動きがだいぶ活発になってきている気がする」、「岐阜市から来た」、「千葉県の松戸市です」、「ワクチン打っているので安心して来たけど、ちょっと人出には驚いている」

一見、日常が戻っていると思いきや、コロナ前と比べて、来場者の数はまだ75%ほど。

2年前の文化の日、来場者は1万人以上だったが、3日はおよそ8,000人だった。

一方、祝日ともなれば、この時期大渋滞となる、いろは坂をのぼった先にある観光スポットでは。

奥日光の竜頭ノ滝を眺めながら、名物みたらし団子などをいただける「竜頭之茶屋」。

観光客「2年ぶりに県外に出たの」、「近所にはあまり堂々と言えないですね」

ここは、コロナ前から家族連れや外国人観光客などに人気のスポット。

2年ほど客足が遠のいていたというが、今は...。

龍頭之茶屋の女将「80%ぐらいですね。この紅葉シーズンで、いくらか戻って助かります。食事は、それなりに皆さんご利用していただいているので、なんとか...」

しかし、その一方で、お土産の売れ行きは思わしくないという。

龍頭之茶屋の女将「6~7割ぐらいですね。お土産の方はまだちょっと...。『○○へ行ってきた』というのは、お客さまも抵抗があるかもしれないので、皆さんお土産の方はちょっと控えているような感じがします。元に戻るっていうのは、もう少し時間がかかるのかな」

中禅寺温泉を楽しめる旅館「旅籠なごみ」は、1年半以上の間施設の維持費など、ひと月500万円ほどの固定費がかかっていた。

今週いっぱいは満室だが、今の予約状況は、コロナ前と比べ、80%。

旅籠なごみ・神尾和彦社長「やっと、やっとお客さんを迎えられる。やはりお客さんがいないと非常に寂しい。この1カ月間、特に従業員は、ものすごくうれしそうに働いている」

紅葉を間近に見られる部屋には、少しでも癒やされてほしい思いから、4日、新たにハンモックを導入した。

旅籠なごみ・神尾社長「どうしても3日前とか4日前とか、非常に近い日にちで予約いただいている。それは皆さん感染者数を見ながら旅行しているからだと思う」

(FNNプライムオンライン11月5日掲載。元記事はこちら

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