子ヤギが19頭誕生 「手作り牧場」でベビーラッシュ…総勢42頭の大所帯に 過疎化進む地域がにぎやかに【富山発】
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富山県氷見市の山あいに、手作りのヤギ牧場がある。この春、ベビーラッシュを迎え、静かな山あいがにぎやかになった。
2頭だったのが…ベビーラッシュ 5年で42頭の大所帯に
場所は、氷見市吉懸地区にある「げんじぃの吉がけ牧場」だ。
深津麻弓アナウンサー:
ここにいるのは、2021年の年末から2022年4月にかけて生まれた子ヤギたちです。とても人懐こくて、寄ってきます
この牧場は、「げんじぃ」こと、村江元三さん(76)が趣味で始めたものだ。
5年目を迎え、これまでで最多となる19頭の子ヤギが生まれた。
取材に訪れると、生後3日の双子の赤ちゃんに会うこともできた。よちよちと歩き、片時も母親のそばを離れない。
この牧場、実は、過疎化が進む生まれ故郷ににぎわいをつくろうと、村江さんが自ら耕作放棄地を整備してつくった「手作りの牧場」だった。
ヤギは乳飲み仲間? 耕作放棄地を手作り牧場に 故郷のにぎわい願う
げんじぃの吉がけ牧場・村江元三さん:
母親が年老いてから(自分を)出産したので、隣近所にヤギがいて、そのミルクを飲んで育ったというのが、母親の口癖だった
深津麻弓アナウンサー:
ご自身も、ヤギの仲間のようなお気持ちですか?
げんじぃの吉がけ牧場・村江元三さん:
そうです。毎日がヤギとのふれあいです
わずか2頭のヤギから始まった牧場も、今回のベビーラッシュで42頭もの大所帯となった。
小屋が手狭になったことから、新たに別棟を立て、牧草地も2021年より広げることにしている。
50頭が夢も…笑顔で「もう限界」 満足そうな「げんじぃ」
村江さんの夢は、ヤギを50頭に増やすことだったという。たくさんのヤギに囲まれて、幸せそうな表情を浮かべた。
深津麻弓アナウンサー:
ゆくゆくはこの牧場を、どのようにしていきたい?
げんじぃの吉がけ牧場・村江元三さん:
まあこれで限界。ははは
深津麻弓アナウンサー:
もう夢がかなったといっていいですか?
げんじぃの吉がけ牧場・村江元三さん:
そうですね、満足です
「げんじぃの吉がけ牧場」は、ヤギを放牧していれば見学は無料だ。誰かがいる時は、お願いすれば触れ合うこともできるという。
(富山テレビ)
(FNNプライムオンライン5月2日掲載。元記事はこちら)
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