マイナンバーカード いまさら“目隠し不要”? 政府“ケース配布”廃止を検討

社会


マイナンバーカードの個人番号を隠すため配布されている透明のケースの廃止が検討されている。
利用者に、混乱が広がる可能性もある。

マイナンバーカードを取得するとついてくる、目隠し付きのケースがなくなるかもしれない。

2015年10月、日本に住民票のあるすべての人に通知された12桁の番号「マイナンバー」。
交付率は、ようやく50%を超えたばかり。

街で、マイナンバーカードについて聞くと、「家にある。使う機会がないので、ずっと家に置いてある」、「貸金庫、銀行の。マイナンバー使うときだけ銀行に行って、銀行から持ってきて、使ってまた、銀行の貸金庫に」など、多くの人が持ち歩くことなく、自宅などにしまっているという。

理由については、「臆病だから怖い」、「個人情報が必ず入ってるし。自分の身は自分で守らなければいけないと思って、持ち歩いていることはしない」といった話が聞かれた。

カードを申請していないという人も、「いろんなものが、ひも付けでくっついてくるというのもあるし、全部それでわかっちゃう訳じゃないですか。それ1個落としちゃったら、もう最悪になっちゃう」と、なくすことを心配していた。

共通しているのは、個人情報の漏えいにつながるのではないかという不安。

そのためか、12桁の個人番号は、カードの裏面に印字されている。

さらに、現在マイナンバーカードが交付される時には、ケースも一緒に配布されており、このケースに入れることによって、12桁の数字が見えなくなる仕組みとなっている。

総務省は、当初から個人番号を他人に見られることへの不安に応えるため、番号の部分が隠れるケースを配布してきた。

しかし、政府はここに来て、このケース配布の廃止を検討しているという。

理由は、他人に番号を知られただけでは悪用されない仕組みになっているため。

これまで厳重にカードを管理してきた人からは、突然の方針転換に戸惑う声も上がりそうだが、政府は配布をやめるとともに、正しい理解を促すとしている。

2024年には、健康保険証との一体化により、事実上、義務化されるマイナンバーカードの取得。

政府はそれに向け、「マイナカードを持ち歩かない」という国民の認識を改めたい考え。

(FNNプライムオンライン11月7日掲載。元記事はこちら

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