寺田総務相“辞任論”が浮上 自民内からも「答弁が苦しい」 “政治とカネ”で訂正相次ぐ

政治・外交


地元後援会の収支報告書をめぐり、自身が貸し付けた600万円の記載漏れを指摘された寺田総務相。

寺田稔総務相「わたしに対する600万円の返済がなされておりますので、当然それは記載すべきものであると思っております」

8日の国会で、「本来であれば、記載すべきものだった」として、「経緯を確認中」と釈明した。

岸田首相と同じ広島県選出で、岸田派に所属する寺田大臣。

入閣前は、首相補佐官を務めるなど、側近の1人として知られている。

しかし、8月に初入閣したあとは、関係する政治団体の脱税疑惑などが相次いで発覚。

野党側は辞任を求め、厳しく追及した。

立憲民主党・後藤祐一議員「(これまで)4回の終止報告書の訂正、もうこれ以上ないということでいいですね?」

寺田稔総務相「(後援会は)わたしが直接ですね、チェックすべき立場でもありませんし、(今後)事務的ミスが絶対ないとは申し上げられませんが、そこはなんとも言いませんが、もちろん事務的ミスがあれば、きちんと訂正させていただきます」

後藤祐一議員「まだあるってことですか? 大臣」

寺田稔総務相「私自身がチェックしておりません。収支報告書を見ていないのでわかりません。それは正直言って、そりゃ、わたしも見ていないものをですね、確約することはできないわけでございますが」

後藤祐一議員「どこかで見た光景ですね、これ、この場で。山際元大臣と同じじゃないですか、大臣。『もうこれ以上ありませんね?』って聞いたら、あるかもしれないと。しかも山際元大臣よりタチが悪いのは、総務大臣なんですよ、政治資金規正法を所管する大臣なんですよ」

さらに8日、新たに関係する政治団体が、「領収書を偽造していた疑いがある」との一部報道が出た。

寺田稔総務相「私自身、その領収書自体を見ておりませんしですね。収支報告自体、わたしたちチェックする立場にないので、いずれにしてもですね、確認をさせてもらいます」

後藤祐一議員「政治資金規正法を所管する総務大臣、辞めるべきだと思いますが、いかがですか?」

寺田稔総務相「しっかりと職責を果たしてまいります」

辞任を要求した野党に対し、引き続き、職責を果たす考えを強調した寺田大臣。

与党内からも、厳しい声が出始めている。

公明党・山口代表「まずはご本人が判断することであり、また内閣としてどう取り組むかということにかかっておりますので、寺田総務相には、やはりこれまでのことをふまえて、しっかり対応するという、自らの姿勢を説明尽くしたうえで、はっきりさせていくべきだと思います」

自民党中堅議員「実際に地元からも『大臣として恥ずかしい、辞任すべきだ』って声が出始めている」

岸田派・閣僚経験者「答弁を聞いても、苦しさが伝わってくる。でも辞めさせるにしろ、それで支持率が回復するとは限らない。 山際大臣の時もあまり効果がなかった。進退ここに窮まれど動けずだね」

ついに自民党内からも、寺田大臣の辞任論が浮上。

支持率低下にあえぐ岸田政権が、またしても正念場を迎えている。

(FNNプライムオンライン11月8日掲載。元記事はこちら

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