分譲マンションのモデルルームが“デパート”に…「三越×野村不動産」双方に納得のメリット【愛知発】

経済・ビジネス

野村不動産が手掛ける分譲マンション「プラウド」のモデルルームが11月11日、名古屋市中区にオープンした。場所は「名古屋栄三越」の中だ。

円安や地価高騰もあるが…「都心回帰」でマンション市場は好調

広々としたリビングに、開放的なキッチン。栄にオープンする分譲マンションのモデルルームだが…。


リポート:
百貨店の中にある子供用品の売場なんですが、そのすぐ隣にはマンションのモデルルームがあります

その場所は名古屋栄三越の中。


名古屋三越の椎野聡社長:
「三越でマンション買っちゃった」みたいなことが、きっと起きるんじゃないかなと思っています

モデルルームがあるのは、2021年3月まで催事場だった7階のスペース。広さは約1250平方メートルあり、首都圏を含めてもトップクラスで、野村不動産が6年契約でテナントに入り、分譲マンション「プラウド」のモデルルームをつくった。

3LDK・70平方メートルのモデルルームに…。


タワーマンション最上階の部屋を再現したコンセプトルーム。合わせて2つの部屋を見学できる。

この場所ならではの体験もできる。

野村不動産名古屋支店の担当者:
ここのエントランスをアップで。中に入っていって見ていただくようなこともできる

新たに導入された「デジタル模型」。愛知県内各地から三越を訪れる人がターゲットのため、名古屋や一宮市など様々な場所の物件について、駅までの距離や内観などをリアルに体感できるようになっている。


三越と野村不動産がタッグを組んだ異例の試み、その狙いは…。

野村不動産名古屋支店の支店長:
三越さまをご利用されるお客さま方というのは、私どものマンションを買われるお客さまに比較的共通点が多い

顧客の所得が安定していて、富裕層も多く来店する三越で、客層が近い「プラウド」のターゲットを効率よく取り込む作戦だ。


そして、もう一つ大きなメリットがあるという。

野村不動産名古屋支店の支店長:
「潜在顧客」ということで、まだちょっとマンションを買われる手前段階のお客さまとの接点を強化したい。「モデルルームに行くには敷居が高いよな」って感じている方々に、お買い物のついでにぶらっとお立ち寄りいただいて

三越側にもメリットがある。モデルルームに展示するソファやテーブルなどを、インテリアフロアで販売していて、気に入ったものを買うことができる。


名古屋のデパートにモデルルームをつくる一大プロジェクト。その背景には、マンション市場の活況があった。

不動産鑑定士:
名古屋の中心部のマンションについては非常に売れ行きが好調で、販売して即完売というようなマンションも多くみられます

「都心回帰」の傾向が強まったほか、円安で建築資材が高騰するなどして、名古屋のマンション価格はこの10年で70%も高騰しているが、投資家や富裕層がそれを上回る需要を牽引。マンション市場は好調だという。


野村不動産名古屋支店の担当者:
いろんなお客さまがいらっしゃるとは思いますので。初めて見るきっかけになればというのももちろんありますし、気に入れば「即断」という方もかなり多いので。ご体感いただいて、少しでも興味をもっていただけたらいいなと思っております

売手市場の中、業界の垣根を越えて掛けた一手…。新たな潮流となるかもしれない。

(東海テレビ)

(FNNプライムオンライン11月11日掲載。元記事はこちら

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