「未知の世界にわくわく…」沖縄の海で出会った夫婦が江田島へ移住し島を盛り上げる【広島発】

地域 旅と暮らし

瀬戸内海の島々で構成される広島県江田島市。今、島の魅力にひかれた移住者が増えている。結婚を機に沖縄から移住してきたダイビングインストラクターに注目し、夫婦で“江田島初“の事業に挑む姿を追った。

出会って2日で告白…移住先で新婚生活

広島市から船と車で約1時間。瀬戸内海に浮かぶ島・江田島の海。海の中をのぞいてみると…小魚が優雅に泳ぐ景色が広がっている。


そんな瀬戸内海の魅力にひかれ、ダイビングの聖地・沖縄から移住してきたのはダイバーの小栗好博さん(37)。

ダイビングインストラクター・小栗好博さん
ダイビングインストラクター・小栗好博さん

小栗さんは、2021年に江田島市で築80年の古民家を購入し、夫婦で暮らしている。加藤雅也アナウンサーが小栗さんの自宅を訪れた。


一見、ダイビングとは無関係に見える古民家だが…中に入ると、玄関先にダイビング用品がずらりと並んでいる。

ウェットスーツやマリンシューズなどのダイビング用品
ウェットスーツやマリンシューズなどのダイビング用品

「天井は古民家の味わいを残しつつという感じですか」という加藤アナの質問に、夫婦同時に話し始めてしまい…思わず「え?」と顔を見合わせる小栗さんと妻・菜摘さん(29)。

話すタイミングも息ぴったりの小栗さん夫婦と加藤アナ
話すタイミングも息ぴったりの小栗さん夫婦と加藤アナ

2人は2019年、沖縄のダイビングショップで出会った。菜摘さんは広島市出身。最初は客とインストラクターという関係だったが、なんと出会って2日目に菜摘さんから告白…。

沖縄で出会って交際を始めた2人
沖縄で出会って交際を始めた2人

2021年にめでたく結婚し、江田島市で新婚生活がスタートした。

妻・菜摘さん:
江田島にこんなに移住者が増えているとか、若い人のコミュニティがあるのを知らなくて。教えてもらって「行きたいかも!」と思いました。主人に江田島のことを話したら「めっちゃいいじゃん!オレらも住みたくない?」という感じで意気投合して「じゃあ、もう行こうや」みたいな。この家は180万円だったので「買えるやん!」となり、車よりも安いと思って購入しました


海の魅力にひかれ、妻の後押しで開業

小栗さんは江田島の海に魅力を感じ、迷わず沖縄から広島へ。しかし、移住した当初はダイビングショップの開業になかなか踏み切れなかったという。

妻・菜摘さん:
せっかくお客さんを海で楽しませる才能があるのに、それ以外の業務が面倒くさくて開業を躊躇していたんですよ。「じゃあ、その面倒くさい部分を私が全部もらうからダイビングやって。そのほうが江田島が盛り上がるよ」と言いました


夫婦二人三脚で歩みだした江田島初のダイビングショップ「Ogleee」。ダイビングの現場は小栗さんが、予約の確認などお客とのやりとりは妻・菜摘さんが担当して夫をバックアップしている。ダイビング体験の予約が入ると、フェリーが着く港などでお客と合流し、ダイビングスポットに向かう予定だ。

夫婦二人三脚で江田島初のダイビングショップを開業
夫婦二人三脚で江田島初のダイビングショップを開業

小栗好博さん:
沖縄と比べて江田島の海は地形が全然違います。若干、透明度は落ちますが、魚が豊富で沖縄に匹敵する海です。中に入ると別世界で、きれいな海が待っています


「初心者にとっては最高の海」と小栗さんが断言する江田島の海で、加藤アナがダイビングを体験!

ダイビングの準備をする加藤アナ(左)と小栗さん(右)
ダイビングの準備をする加藤アナ(左)と小栗さん(右)

いざ海の中へ…。

海の中へと進む小栗さんと加藤アナ
海の中へと進む小栗さんと加藤アナ

そこには美しい世界が広がっていた。

小栗好博さん:
海外でも活躍する有名なプロダイバーが、年に1回、江田島の海に潜って新種の魚を見つけるそうです。それぐらい魅力のある海です

豊富な魚が出迎えてくれる江田島の海中
豊富な魚が出迎えてくれる江田島の海中

加藤アナ:
気持ちいいですね。瀬戸内海に潜るのは初めてです。広島県内の人も、近くの海の中がどうなっているのか見てみるといい経験になりそう

小型カメラ片手に水中を泳ぐ加藤アナ
小型カメラ片手に水中を泳ぐ加藤アナ

小栗好博さん:
一度潜って、広島のきれいな海を体感していただけたら…。江田島で開業したことに後悔はないです。まだまだ海の中は未知の世界なので、わくわくが止まりません


「この島なら…」”江田島初”に挑戦

江田島市の小用港で開かれたイベント。会場内のキッチンカーに、ダイバーとは違う小栗さんの姿があった。

イベントに「Ogleee」のキッチンカーを出店
イベントに「Ogleee」のキッチンカーを出店

小栗好博さん:
イベントにキッチンカーがないと聞いたので、やってやろう精神で出店しました。ダイビングも江田島初でやらせてもらっているので、初めてのことをどれだけできるのか…


江田島では珍しい存在のキッチンカー。島を盛り上げながら、ダイビング事業以外の収入を得るため小栗さんは走り回っている。

江田島では珍しいキッチンカーにも挑戦
江田島では珍しいキッチンカーにも挑戦

小栗好博さん:
自分がどれだけできるか、この島なら本気を出して挑戦したいなと移住を決意しました。失敗は許されないので、もう必死にやるしかない。島の人は「今日も来たよ」とか温かい人ばかりでありがたいです

江田島で人の温かさを感じるという小栗さん
江田島で人の温かさを感じるという小栗さん

ダイビングのシーズンは2023年5月から。海で出会った2人が、江田島に吹かせたそよ風。春にはどんな新風を巻き起こすのだろう。

(テレビ新広島)

(FNNプライムオンライン11月12日掲載。元記事はこちら

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