捨てられる野菜をゼロにしたい “畑の肥やし”が導く新たな可能性

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わたしたちのこれからを明るく照らす、SDGsなアクションに迫る「#ミライにα」。

味はよいけど、出荷ができない。
そんな規格外トマトの最大のデメリットを逆手に取った、農家の悩みを解決するアイデアとは。

山梨・中央市で半世紀にわたり、トマト栽培を行うヨダファーム。

農薬を極力使わない水耕栽培で、高品質なトマトを作る功刀隆行さんは、ある悩みを抱えていた。

それが、規格外トマト。
味はまったく同じなのに、形の崩れやお尻の黒ずみなど、さまざまな理由から市場に出すことができない。

ヨダファームでは、全体の15%ほど、年間で最大7トンにのぼるトマトが規格外に分類されてしまう。

ヨダファーム・功刀隆行さん「(規格外トマトはどうする?)出荷できないので、“畑の肥やし”にしていました。悔しくて、寂しくて、もったいなくて、いろんな感情」

そこで功刀さんが考案したのが、規格外トマトを使った、こうじカレー。

市場に出荷するトマトは、配送時間を考慮し、完熟少し手前の状態で収穫するのが一般的。

一方、規格外トマトは出荷ができないため、最も熟した状態まで待ち、収穫することが可能。

この完熟トマトを使えば、より芳醇(ほうじゅん)なカレーを作ることができるという。

これまでにも、規格外トマトを使ったバーベキューソースやケチャップなどを販売。

クラウドファンディングも積極的に活用し、これまでに1,700万円を超える資金の調達にも成功している。

ヨダファーム・功刀さん「今回のクラウドファンディングの目的の1つとして、わたしたち自身が加工場を持てたらいい。採れたてをすぐに加工して、というところは、われわれ農家にしかできない部分。(加工場ができた場合、ほかの農家と一緒にということも考えている?)ほかの農家も同様に、規格外は“畑の肥やし”にしている現状がこの産地では数多くあるので、力を合わせながら、新しい、何か違う農家の魅力の詰まったモノができたらいいなと思っている」

(FNNプライムオンライン11月12日掲載。元記事はこちら

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