“立ち寄りやすい”天文館図書館 カフェやコンサート…新しい図書館の楽しみ方【鹿児島発】

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2022年4月、鹿児島市の繁華街・天文館に新しい複合施設「センテラス天文館」がオープンした。ファッション、雑貨、飲食店など70近いテナントが入るこの施設、4階と5階には鹿児島市立の「天文館図書館」がある。


この天文館図書館がオープン半年を過ぎ、当初の予想を超える人気ぶりとなっている。利用者の声やスタッフのお話から人気の理由を探った。

オープンから半年で予想を上回る来館者数に…

2022年4月、鹿児島市の複合施設、センテラス天文館に誕生した「天文館図書館」。オープンから半年余り、街の人たちにとって、どんな場所になっているのか。


利用者:
さっきそこで要件があったので、ついでに行ってみようかということで来ました


利用者:
月に2回ぐらいは来ていています。職場が天文館ということもあって、ちょっと借りに来られたりとか

「気負わなく来られるので過ごしやすい」と話す女性には連れの女性がいた。女性の祖母で、3回ぐらい来ているそうだ。

利用者:
ここはオープンな感じなのに、ゆっくりできるのがよいと思う。(併設の)カフェに入ったらゆっくりできる場所があるが、祖母があまり入りたがらないので


様々な年代の人が思い思いの時間を過ごす天文館図書館。開館から半年余りを迎えた今、運営する鹿児島市の予想を上回る来館者数となっている。

天文館図書館の月ごとの来館者数は、オープンした4月と翌5月は、13万人を超える。その後も5万人から9万人近くで推移していて、これまでの総数は鹿児島市の人口に匹敵する約59万1,000人。当初、年間目標として掲げていた70万人に半年余りで近づく勢いだ。


なぜ、こんなに多くの人が集う場所になったのか。自身も大の読書好きという天文館図書館スタッフの北園さんに聞きた。

天文館図書館スタッフ・北園梨乃さん:
夕方になると、制服とかスーツでいらっしゃる方も多いので、お仕事帰りだったり、学校帰りに寄っていただいたりしているのかなと思っています


図書館があるのはセンテラス天文館の4階と5階。街のにぎわいも感じられるこの場所に約4万冊が並ぶ。

カフェにコンサートなどイベントも多数

さらにカフェが併設されていて、ふた付きのドリンクなら、飲みながら読書ができる。仕事終わりや買い物ついでに立ち寄れる手軽さが人気の理由になっているよう。


また、10月には図書館にモーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の生演奏が響いた。「ライブラリーコンサート」。休日に開くイベントで新たな図書館の楽しみ方を提案している。


天文館図書館スタッフ・北園梨乃さん:
土日はイベントが多いので、家族連れがよくいらっしゃいますね。もっとワクワクする図書館にできるように頑張っていきたいと思っています


時にはカフェのように、時にはコンサートホールのように。本を読む場所だけでなく、様々に形を変えて、知的好奇心をくすぐってくれる、天文館図書館。
これからも街の人たちが集う心地よい読書スポットとして進化を遂げそう。

読書の秋にちなみおすすめの本を紹介

そして、読書の秋ということで、スタッフの北園さんにおすすめの本を聞いた。

天文館図書館スタッフ・北園梨乃さん:
1冊目は、せきしろさんと又吉直樹さんの「蕎麦湯が来ない」という本になります


作家で俳人のせきしろさんとお笑いタレントで小説家としても活躍する又吉直樹さんが綴る「蕎麦湯が来ない」。五、七、五にとらわれない自由な俳句と、エッセイがつづられている。


天文館図書館スタッフ・北園梨乃さん:
2冊目は、やましたひでこさんの「1日5分からの断捨離ーーモノが減ると時間が増える」です


不要なものを断ってモノへの執着から離れる、という意味の断捨離だが、この本には1日5分からできる断捨離のヒントが詰まっている。

(鹿児島テレビ)

(FNNプライムオンライン11月14日掲載。元記事はこちら

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