【独自】外交特権で違反金踏み倒し ロシア大使 直撃にいら立ち 運転手は取材に“逆ギレ”

社会


外交官ナンバーの車が、交通違反の違反金を踏み倒して問題となっている。

違反が最も多いロシアの大使を直撃すると、驚きの答えが返ってきた。

11月に日本を去る、ロシアのガルージン駐日大使。

ウクライナ侵攻をめぐる従来の主張を繰り広げた中、FNNの記者が行った“ある別の問題”の直撃に、大使がいら立ちを見せる場面があった。

その問題とは、外交官の特権を盾に、駐車違反金の踏み倒しをしている現状について。

記者「ロシアの外交官は、法律を守る意識が低いのですか?」
ロシア ガルージン駐日大使「ずいぶん、ずいぶん前のことです。あなたの認識は2~3年遅れている」
記者「いいえ。日本の警察が出した最新のデータがあります」
ロシア ガルージン駐日大使「......私に答えてほしいのか、それとも議論がしたいのか?」

「議論がしたいのか?」と大使が記者に言い放った、外交官ナンバーの車をめぐる問題。

外交官ナンバーの車については、国を問わず、法令違反をする様子が映像にとらえられてきた。

渋滞する高速道路を尻目に路肩を走り抜けたり、朝「バス専用レーン」となっている車線をわが物顔で暴走。

中でも、とりわけ顕著なのが“駐車違反”。

10月、神奈川県内の道路では、左に寄せることなく、堂々と止めていた。

こうした外交官ナンバーの車にも、駐車違反の切符は切られる。

しかし、彼らには支払わず無視しても、裁判や差し押さえを免除される“外交特権”がある。

違法駐車をし、飲食店でおよそ40分にわたりビールを飲んだあと、運転しようとしたロシアの外交官は、驚きの言い訳を重ねる。

記者「良くないと思いますが、いかがですか?」
飲酒したロシアの外交官「でも(駐車したのは)“2分だけ”です」
記者「飲んだものは?」
飲酒したロシアの外交官「あれは...ウーロン茶」

こうした駐車違反が特に目立つのは、頭に「79」の数字がついたロシアの外交官ナンバー。

外交特権による駐車違反金の踏み倒しの件数が、最も多かったのが、このロシア。

そこで、ガルージン大使の会見の場で、この問題を直撃した。

ロシア ガルージン駐日大使「状況を大幅に改善した。われわれはとても厳しくしている」

状況は大幅に改善されたと繰り返したガルージン大使。

ところが、FNNが独自に入手した警察庁の資料からは、それとは真逆の状況が見てとれる。

ロシアの外交官ナンバーの駐車違反金踏み倒し件数が、2019年度は1,101件だったのに対し、2020年度は1,496件。

そして、最新の2021年度は1,826件と増加を続けるだけでなく、全体の件数に占める割合も5割に迫ろうとしている。

しかし、ガルージン大使は、言い訳ともとれるコメントに終始する。

ロシア ガルージン駐日大使「間違いをするのは、ロシア大使館だけではないはずだ」

ウクライナ侵攻にとどまらないロシアの無法ぶりが明らかになる中、あらためて法を守る意識が問われている。

(FNNプライムオンライン11月14日掲載。元記事はこちら

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