知らないものばかり?若者のトレンド 少子化で市場小さく…時代超えて愛されるカギは“強力な商品力”

経済・ビジネス

10代が選んだ、2022年のトレンドランキングが発表された。

若者のトレンドランキング あなたはいくつ知っている?

マイナビが11月16日発表した、2022年ティーンが選ぶトレンドランキング。


ランキングを見た街の人からは、「わかんないです!!(40代女性)」「もうわかんないですね(笑)(50代女性)」との声が…。

流行した「コトバ」や「ヒト」など、若者以外にはなじみがうすいものが並んだが、番組では、購買にも影響力を持つティーンの間で「流行したモノ」に注目した。


9位の「〇〇リング」とは、食べ物やお菓子、動物などをリアルに再現した、ガチャガチャで買える指輪のこと。ガチャガチャとは思えないクオリティやかわいらしさが受け、SNSに写真を投稿する人が相次いだ。


6位は 移動距離や歩数に応じてポイントがたまるアプリ「トリマ」。移動するだけで“ポイ活”できる手軽さから、利用する10代が続出した。


4位はアームウォーマー。日焼け対策や防寒対策の印象が強いアームウォーマーだが、実はY2K(Year2000)=2000年代のファッションの一種として、絶大な支持を集めているのだという。


2位は肩掛けスマホケース。写真を撮りたい時や、スマホでお会計したい時にすぐに出したいという希望を叶える、利便性とおしゃれさの両立ができると人気を集めた。


そして1位が、再ブームを起こしている焼き菓子のカヌレ。カリっとした外側と中のモチモチした触感にはまる人が続出。地味な見た目だが、飾り気のなさが逆に「クラシカルでいい」と10代にも支持されているようだ。 

若者はトレンド作るが市場は小さい…カギを握る“強力な商品力”

このニュースについて「Live News α」では、マーケティングアナリストの渡辺広明(わたなべ・ひろあき)さんに話を聞いた。


内田嶺衣奈キャスター:
商品開発などを手がけている渡辺さんは、ティーンの2022年のトレンド、どうご覧になりますか?

マーケティングアナリスト 渡辺広明さん:
ティーンが選ぶトレンドランキングを上の世代の人が見たら、ほとんど分からないというのが実情ではないかと思います。例えば、11月初めに発表された日経トレンディの“2022年のヒット商品”もそうです。

かつてはランクインした商品やサービスなどを見ると、知っている割合は8割ぐらいあったのですが、今は大体2〜3割くらいではないかと思われます。
それだけ、商品やサービスが多様化して、これからさらに進んでいくのではと思われます。

内田嶺衣奈キャスター:
ティーンの心をつかんではやったものの多くは、SNSのTikTokから始まったものが多いようですが、これについてはいかがですか?

マーケティングアナリスト 渡辺広明さん:
おっしゃる通り、若者の人気はTikTokから始まっています。これはマーケティング業界の定石となりつつある。言葉を換えると、若者に支持される流行の兆しは、TikTokを見れば分かるようにもなっている。

そのため企業は、若者への認知や好感度を上げるために、TikTokを活用した商品開発・マーケティングを行うようになりましたが、ここで悩ましいのは、少子高齢化により若者の数が減っていること。
つまり、若者の認知や好感度は上がっても、若者向けの市場は小さい。そのため大きな売上げには結びつきずらく、力の入れ加減に悩んでいる企業は多いように思います。


内田嶺衣奈キャスター:
若者はトレンドをつくる一方、その市場自体は小さいということですが、多様化が進む今、多くの世代に愛されるヒット商品を生み出すのは、なかなか難しいのでしょうか?

マーケティングアナリスト 渡辺広明さん:
実は、世代を超えて広くマスに支持されるヒット商品の法則は、昔も今も変わっていません。
まずは若者が見つけて小さな波を起こし、それが上の世代へと広がり、ヒットという大きな波になるというかたち。

現状であれば、若者にとっては新鮮なのに、上の世代にとっては懐かしいものはヒット商品につながりやすい。例えば今は「昭和レトロ」「シティポップス」「サウナで整う」などは、その典型ではないでしょうか。

時代を超えて愛されるには、根底にはやはり“人をひきつける強力な商品力”というのが、一番大事なのではというふうに感じます。

内田嶺衣奈キャスター:
やはり何事も、若者の元気が生み出すものというのは、大きなパワーになっていくんですね。
ブームは繰り返すとされています。私も、幼少期にハマっていたアニメが大人になってからまた再びはやって、関連グッズなどがすごく人気が出ているのを見たことがあります。

今は大人になった、かつての少年や少女の記憶の中に、ヒット商品を生み出すヒントがあるのかもしれません。

(「Live News α」2022年11月16日放送分より)

(FNNプライムオンライン11月17日掲載。元記事はこちら

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