「薬が全然届かない…」新型コロナで薬不足が深刻…第8波は年内にもピークか

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新型コロナの感染者は11月18日、全国で8万4375人。東京都で8292人の感染が確認された。いずれも11月11日を上回っている。

ところが今、新型コロナで処方される薬が入手しにくくなっているという。

新型コロナの発熱外来がある東京・北区の「いとう王子神谷内科外科クリニック」では、10月下旬から陽性になる人の割合が増え、この1週間の陽性率は6割を超えているという。


この日、陽性と判定されたのは女子高校生。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
(喉の)赤みが強いですね。食べ物を食べるときに痛みますか?しみる?


こうした喉が赤く腫れている場合、のどの痛みを和らげるトラネキサム酸という薬を処方するのが通例だという。


「非常に危機感」クリニックで薬不足 

しかし、ここにきてこの薬が入ってこなくなったという。こうした状況に院長は…

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
1箱くらいは入れてくれるだろうと頼んだんですけど無いと。コロナの喉痛というのは非常に強烈で食事も人によっては水分もほとんど取れないという方も出てくる。非常に危機感を覚えています


一体どんな状況が起きているのか。こちらのクリニックで薬の入荷依頼時のやりとりを録画した映像を見せてもらうと…

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
きのう頼んだトランサミン(トラネキサム酸)どうですか?入りそう?

薬卸業者:
出荷調整中で…

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
もう全然ないんだ…

薬卸業者:
今は全然ないです…


いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
第8波まだ始まったばかりなのに、笑えないですねこれ…

街の調剤薬局でも第7波の頃から入りにくくなっている薬が少なくないという。


みんなの薬局東中野駅前店・林崇憲さん:
解熱鎮痛剤をはじめ、せき止めとかたん切りとか通常だったら発注した翌営業日に入荷するものが1ヵ月たってから入ってくるとか、いつ入ってくるか分からない状態…

この薬局に届いた納品書を見せてもらうと…

今回の納品はゼロのため、「納品書」の部分が「後日お届け商品連絡書」に書き換えられていた。


こうした危機的な状況に薬局の担当者は…

みんなの薬局東中野駅前店・林崇憲さん:
インフルエンザの方とコロナの患者さんが爆発すると何も渡せないことになってもおかしくない状況です


「薬が余っても捨てないで」クリニックが呼びかけ

先ほどのクリニックでは処方された薬が余っても捨ててしまわないよう患者に呼びかけていた。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
きょう出した薬が少し余ったりすることがありましたら、もちろん医師の判断・診断のもとですが、家族の人も融通を利かして、それで乗り切れるという可能性もあるので(薬を)取っておくとよろしいかと…


「必要な薬が必要な患者に届かない」という事態は、何としても避けなければならない。

(「イット!」11月18日放送より)

(FNNプライムオンライン11月18日掲載。元記事はこちら

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