第8波 年内にもピークか クリニックで深刻“薬不足”

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新型コロナウイルスをめぐっては、18日も全国で、8万4,375人。
東京都で、8,292人の感染が確認された。
いずれも、先週金曜日を上回っている。

新型コロナの発熱外来がある東京・北区のクリニックでは、10月下旬から陽性になる人の割合が増え、この1週間の陽性率は、6割を超えているという。

陽性と判定された女子高校生は、のどが赤く腫れていた。

こうした場合、のどの痛みを和らげるトラネキサム酸という薬を処方するのが通例。
しかし、ここに来て、この薬が入ってこなくなったという。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長「1箱くらいは入れてくれるだろうと頼んだんですけど、ないと。コロナののど痛というのは非常に強烈で、食事も人によっては、水分もほとんどとれないという方が出てくる。非常に危機感を覚えています」

クリニックが撮影した、入荷依頼時のやり取り。

伊藤院長「きのう頼んだ、トランサミン(トラネキサム酸)どうですか? 入りそう?」
薬卸業者「出荷調整中で」
伊藤院長「もう全然ないんだ」
薬卸業者「今は全然ないです」
伊藤院長「第8波まだ始まったばかりなのに、笑えないですねこれ」

街の調剤薬局でも、第7波のころから入りにくくなっている薬が少なくないという。

みんなの薬局 東中野駅前店 管理薬剤師・林崇憲さん「解熱鎮痛剤をはじめ、せき止めとか、たん切り、通常だと発注した翌営業日に入荷するものが1カ月たってから入ってくるとか、いつ入ってくるかわからない状態」

この薬局に届いた納品書。
納品はゼロのため、「後日お届商品連絡書」と書き換えられていた。

みんなの薬局 東中野駅前店 管理薬剤師・林崇憲さん「インフルエンザの方とコロナの患者さんが爆発すると、何も渡せないことになっても、おかしくない状況です」

先ほどのクリニックでは、処方された薬が余っても、捨ててしまわないよう患者に呼びかけていた。

伊藤院長「きょう出した薬がもし少し余ったりすることがありましたら、もちろん医師の判断・診断のもとですが、家族の人も融通を利かして、それで乗り切れるということも可能性はあるので、(薬を)取っておくとよろしいかと」

必要な薬が必要な患者に届かないという事態は、なんとしても避けなくてはならない。

(FNNプライムオンライン11月18日掲載。元記事はこちら

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