“妻殺害”講談社の元編集次長 裁判やり直し 無罪可能性は?

社会


6年前に妻を殺害した罪に問われている講談社の元編集次長の裁判で、最高裁は21日、審理のやり直しを命じる判決を言い渡した。

講談社の元編集次長、朴鐘顕(パク・チョンヒョン)被告(47)は2016年、東京・文京区の自宅で、当時38歳の妻・佳菜子さんの首を絞めて殺害した罪に問われている。

朴被告が撮影した、佳菜子さんの映像。

朴被告「ママの佳菜子さんです」
佳菜子さん「撮んなくていいのに」
朴被告「佳菜子さん、おなかの中には誰かいますか?」
佳菜子さん「ぽんぽんに赤ちゃんがいるね」

事件当時、FNNは、朴被告本人に話を聞いていた。

朴被告(逮捕前)「妻が亡くなったことも含めて、何も言わないと決めてますんで」

これまでの裁判で、朴被告は一貫して「妻は自殺だった」と無罪を主張。

しかし、1審・2審ともに、遺体や現場の状況から「朴被告が殺害した」と認定。

懲役11年の有罪判決を言い渡し、弁護側が上告していた。

そして10月、最高裁で開かれた、双方の意見を聞く弁論。

検察側は、「客観的な証拠から、朴被告が佳菜子さんの首を絞めて殺害したことに何の疑いもない」と、上告棄却を求めた。

これに対して、弁護側は「他殺が積極的に推認される事実はまったくない」、「朴さんを4人の子どものもとに早く帰してください」と、あらためて無罪を主張していた。

21日の判決で、最高裁は、2審判決で触れられた、「佳菜子さんの顔に血痕がなかった」との指摘や、弁護側の「妻は自殺した」との主張などに関して、審理が尽くされていたとは言いがたいと判断。
高裁で、審理をやり直すよう命じた。

佳菜子さんの顔の血痕については、これまでの裁判で争点とはなっていなかった。

無罪を主張する弁護側は、会見で「判決に関しては、精査できていない部分もあるので、深いコメントするのは難しいですが、私自身も、まずは原判決が破棄されたということでほっとしています」と述べた。

(FNNプライムオンライン11月21日掲載。元記事はこちら

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