「2泊 3泊が当たり前の愛媛に」ホテル企画のバスツアー 人気観光地を「線でつなぐ」

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愛媛を代表する観光地・道後のホテルが、観光業の新たな一手として、同じく人気観光地・しまなみ海道を巡るバスツアーを仕掛けた。しかし、なぜ「道後」のホテルが「しまなみ」のバスツアーなのだろうか。その狙いを探った。

「もっと愛媛に長く滞在してもらいたい」

ツアー関係者:
すっごく素晴らしいですね、本当に。最高です。これからますますインバウンドも期待できるし。この景色は海外にも通用しますよ、まさしく

今治市吉海町の亀老山展望台。しまなみ海道の景色を一望できるビュースポットに、道後プリンスホテルの織田祐吾本部長も納得の表情だった。

道後プリンスホテル・織田祐吾執行役員本部長:
きょう、もう抜群ですね


日本航空客室乗務員・木村淳子さん:
これより出発いたします。安全のためシートベルトを締めてください

ゆったりとした車内で、JALのキャビンアテンダントの案内を聞きつつ巡るバスツアー。道後を出発し、向かうのは、愛媛の人気観光スポットのしまなみエリアだ。

車窓の景色に旅気分も高まる。


テレビ愛媛・内木敦也アナウンサー:
バスの車窓からは、しまなみ海道の景色が見えています。お天気もよくて本当に気持ちがいいですね。きれいですね

ツアーを企画した道後プリンスホテルは、観光業の新たなビジネスモデルとして、国からの支援を受けて行われる採択事業のひとつに選ばれた。


しかし、なぜ「道後」のホテルが「しまなみ」のバスツアーなのだろうか。

道後プリンスホテル・織田祐吾執行役員本部長:
コロナ禍で私どもも非常に厳しい状況にありましたので、次の打開策、次の誘客策、これを考えていく中で、何とか道後温泉としまなみをつないで、2泊、3泊が当たり前の魅力ある愛媛にしていくことができるんじゃないかなと


実は、道後温泉での滞在は1泊2日がほとんど。「もっと愛媛に長く滞在してもらい、ホテルに1泊でも多く泊まってもらいたい」。そこで考えたのが、道後から県内各地の観光地を巡るバスツアーというわけだ。

行列店の海鮮丼も「ファストパス」で

お昼時、到着したのは大三島にある超人気店「大漁」。海鮮丼など海の幸が自慢だ。
もうすでに行列ができているが…。


しかし、このツアーだけの「ある秘策」があった。

道後プリンスホテル・織田祐吾執行役員本部長:
そうなんですよ。いわゆる「ファストパス」。待たずに奥にお通しいただけるということで


何と、行列必至の人気店のリーズナブルでボリュームたっぷりの海鮮丼などを、待ち時間なしで食べられる。

道後プリンスホテル・織田祐吾執行役員本部長:
しまりが違いますね


日本航空 客室乗務員・木村淳子さん:
活きがいいんですね、新鮮な魚だけに


大漁・岡野満智子さん:
(道後からの来客は)うれしいですよね。遠方からはるばる足を運んでいただいて、しまなみの魅力を知ってもらえたらと思います

天候やお客さまの要望に寄り添いたい

さらに大山祇神社では、こんな特別な体験も。

道後プリンスホテル・織田祐吾執行役員本部長:
このためだけに「特別公式参拝」という新しいメニューを今から皆さんにご体験いただきますので

国の重要文化財に指定されている大山祇神社の本殿。普段、滅多に立ち入ることはできない特別な場所での参拝も、このツアーならではだ。


道後プリンスホテル・織田祐吾執行役員本部長:
「道後温泉」と「しまなみ」というのは、愛媛を代表するものであると。ただ、これを組み合わせることによって、さらに“1+1が5”くらいになるんじゃないかと


道後プリンスホテル・織田祐吾執行役員本部長:
当日の天候とか、あるいはお客さまの要望にも寄り添いながら、「フレキシブル」「カスタマイズ」このあたりを織り込みたいなと


愛媛の魅力を「点ではなく線でつなぐ」新しい発想と、ホテルならではのきめ細かな「おもてなし」。道後のホテルが仕掛けるバスツアーは、コロナ禍を切り開く一手となるのだろうか。

(テレビ愛媛)

(FNNプライムオンライン11月22日掲載。元記事はこちら

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