ファミマ 規格外バナナ使用のドリンク フードロス削減を加速

経済・ビジネス


ファミリーマートが、食品ロスの削減を加速させている。

ファミリーマートが、23日から発売したフルーツ飲料。

マンゴーやバナナ、パイナップルなど、ごろっとした果肉が入っている。

このバナナは、皮が一部変色するなど、売り物にならない規格外のバナナや、Doleの“もったいないバナナ”が使用されている。

フードロス削減の取り組みの一環で、2022年8月、このバナナを使ったドリンクを発売したところ、その味が好評で売り上げも安定。

今回、第2弾の発売に至ったという。

ファミリーマート商品本部・筬部英司さん「『もったいない』のシリーズについては、ほかのフルーツもあるので、今回のフルーツミルクにこだわらず、使えるものを探していこうと考えている。おいしいものを提供する中で、フードロスの削減が実現できれば一番いいなと考えている」

このニュースについて、マーケティングアナリストの渡辺広明さんに話を聞いた。

三田友梨佳キャスター「大手コンビニでの経験を生かして商品開発などを手がけている渡辺さんの目には今回の取り組みは、どのように映っていますか?」

マーケティングアナリスト・渡辺広明さん「生産者が丹精込めて育てた農産物でも天候などによって形や見た目にばらつきが生じるのは避けられない。規格外の農産物の多くは、畑の段階で廃棄されるか、卸市場や小売りに出荷するにしてもディスカウントして販売されていた。一部の生産者や地域が規格外の農産物の加工に取り組んでいるが、食品ロス削減の取り組みをもう一段階、引き上げるには全国展開している大手資本の参加がのぞまれていた。今回、ファミリーマートが、規格外のバナナをジュースに活用し始めたのは歓迎すべきこと」

三田友梨佳キャスター「確かに、大手コンビニなら仕入れる量も多いので、食品ロスを削減する大きなチカラになりそうですね」

マーケティングアナリスト・渡辺広明さん「コンビニの場合、一定数の販売が見込まれるため、確実に食品ロスの削減につながる。今回の取り組みはDoleというバナナのプロフェッショナルとのコラボで、フィリピン産のバナナが使用されているが、今後は国内産の規格外の農産物についても加工食品としての活用を広げる必要がある」

三田友梨佳キャスター「国内産の規格外の農産物をコンビニで活用していく際には、どういったことがポイントになるのでしょうか?」

マーケティングアナリスト・渡辺広明さん「コンビニが全国販売を前提にすると、大量の食材を安定的に仕入れる必要があり、そのすべてを国内産の規格外の農産物でまかなうのは、なかなかハードルが高い。そこで地域で生まれた規格外の野菜や果物などを地域で消費する地産地消の試みがのぞまれる。具体的には、弁当や惣菜系の中食などへの活用からはじめてみる必要がある。また、日本は食糧自給率が4割を切っている。なので、規格外で収穫されずに廃棄される農産物があるというのは大きな問題で、今後、食品ロスの削減の観点からももっとチカラをいれるべき」

三田友梨佳キャスター「私たちの生活に身近なコンビニだからこそ、コンビニ業界がフードロスの問題に率先して取り組む重要性を強く感じます。農家の皆さんが長い時間かけて大切に栽培した農産物、私たちも大切にしたいと思います」

(FNNプライムオンライン11月23日掲載。元記事はこちら

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