雪の日にエアコンの暖房が効かなくなった…原因は「室外機」かも?注意喚起したメーカーに対処法を聞いた

暮らし

冬場はエアコンの暖房がありがたいが、寒い日に限って部屋が暖まりにくいことはないだろうか。

この現象、屋外にある「室外機」と雪に原因があるかもしれない。2022年12月下旬、暖房器具メーカーの「コロナ」(新潟・三条市)が、SNSなどで注意を呼び掛けたのだ。

それによると、室外機の周りに雪が積もり、吸込口・吹出口をふさいでしまっていることが考えられるという。運転に必要な屋外の空気を取り入れることができなくなるため、電気代が高くなったり、暖房運転が停止する可能性もあるとのことだ。

雪に埋もれてしまった室外機(提供:コロナ)
雪に埋もれてしまった室外機(提供:コロナ)

その上で「室外機周りの除雪をするときのポイント」として、以下の4つをあげている。

・除雪の目安は、室外機の周りに30~40cm程度雪が積もったら行う
・室外機の雪かきを行う前に、エアコンの電源をオフにする
・雪かきは室外機の周囲30cm程度行う
・室外機の上に積もった雪も取り除く(氷結や落下で吹出口や吸込口をふさいでしまう可能性がある)

「暖まらない」と感じたら室外機を確認

除雪が必要なことはわかったが、室内でも分かるような不調のサインはあるのだろうか。除雪時の注意点も気になるところだ。同社の担当者に聞いた。


――室外機の周囲に雪が積もると、エアコンにはどんな影響が出る?

エアコンの暖房運転は、屋外の外気から取り込んだ熱を利用して、屋内の空気を温めることで行われます。雪が積もって室外機の吸込口・吹出口をふさぐと、屋外の空気を効率よく取り込めなくなるため、性能が低下し、電気代が高くなったり、暖房運転が停止してしまう可能性があります。

室外機の周囲も除雪が必要(提供:コロナ)
室外機の周囲も除雪が必要(提供:コロナ)

――室外機が雪に埋もれた場合の対処法を教えて。

空気の流れを確保するため、室外機の周囲の雪を取り除く必要があります。注意喚起でお伝えしたポイントを守っていただければと思います。室外機についた雪は、部品が傷つく可能性があるので手などで優しく取り除いてください。除雪の際は屋根からの落雪などにも注意してください。

不調と感じたら室外機を確認(画像はイメージ)
不調と感じたら室外機を確認(画像はイメージ)

――室内で分かる、室外機の不調のサインはある?

エアコンの温風が出なかったり、お部屋が暖まりにくいと感じたら室外機の様子を確かめてください。室内機(エアコン)にエラーのランプが点灯している場合は、故障や不具合の可能性もあります。

ただ、暖房運転中に室外機の熱交換器に霜がついた場合、自動的に除霜運転を行うことがあります。除霜運転中は通常よりも風の温度が下がるほか、風が止まることもありますが、除霜終了後は、通常の暖房運転に戻ります。

高置台(左)、防雪カバー(右)などで雪対策ができる(提供:コロナ)
高置台(左)、防雪カバー(右)などで雪対策ができる(提供:コロナ)

――室外機の周囲に雪をためない、予防策はある?

雪が多い場所や積もりやすい場所では、積もった雪で室外機が埋もれないよう高い場所に設置するための「高置台」、室外機に雪が入り込むのを防ぐための「防雪カバー」などを活用すると効果的です。

暖房の温風は下向きの設定がお勧め

――冬場の室内をエアコンで暖めるコツは?

室温がむらにならないように風向を調節してください。暖房の温風は下向きに吹き出すようにするとお部屋の温度が均一になりやすいです。温かい空気はお部屋の上にたまりやすいので、サーキュレーターを併用して空気を循環させるのも効果的です。また、室内機のエアフィルターは目詰まりすると暖房効果が下がるため、2週間に1回は掃除機でホコリを吸い取るなどの掃除をしていただきたいです。

こたつなど「暖」をとれる備えも(画像はイメージ)
こたつなど「暖」をとれる備えも(画像はイメージ)

――エアコンの故障に備えてできることは?

室外機周辺をきれいにする、フィルターは定期的に掃除するなど日頃のお手入れを行うことで故障の予防や効率的な使用につながります。エアコン以外の暖房器具(ファンヒーター、ストーブ、ホットカーペット、こたつなど)を用意するなど、故障した場合の備えも忘れないでいただければと思います。

冬場以外も室外機の周辺はきれいに

――冬場以外で、室外機で注意してほしいことは?

室外機周辺に物を置いて吸込口や吹出口をふさぐと、空気が流れにくくなり、エアコンの効率が低下します。使用する際は、室外機の周囲がふさがれていないか事前に確認してください。


――このほか伝えたいことがあれば聞かせて。

降雪が予想される場合は定期的に室外機周りを確認していただいたり、エアコンを上手に活用しながら過ごしていただければと思います。



冬場は急激に寒くなることもある。室外機は屋外にあるので忘れがちだが、エアコンの調子が悪いと思ったら、周囲を確認するといいだろう。故障時に暖をとれる備えも用意しておきたい。

(FNNプライムオンライン1月7日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース