同性婚訴訟「産んでいない私は親として認められない」控訴審で訴え 同性カップル娘と3人で法廷に 【大阪発】

社会

法律上、同性どうしの結婚を認めないのは憲法違反として、同性カップルが国を訴えた裁判の控訴審が、大阪高裁で始まった。

京都に暮らす坂田麻智さん(43)とアメリカ人でパートナーのテレサさん(39)。友人から精子提供を受けたテレサさんが出産した娘と一緒に裁判に臨んだ。

2人は、結婚が認められていないのは法の下の平等などを定めた憲法に違反するとして、全国の同性カップルとともに、同性婚の実現を求めて訴えを起こしている。


2022年6月、一審の大阪地裁は「異性カップルとの差は婚姻類似の制度やほかの手当てで緩和できる」などとして、“憲法違反にはあたらない”とした。


原告側は「合憲判断を導くまでに多くの誤りが含まれていて、到底認められない」として、控訴していた。

12月23日に始まった控訴審で、麻智さんは家族3人で法廷に立ち、娘が生まれてからの手続きなどで直面してきたことを訴えた。

坂田麻智さんの意見陳述:
産んでいない私は娘の出生届に名前を書けず、親として認められません。テレサだけの子供になるため、娘に日本国籍はなく、願いを込めて名付けた名前の漢字も登録できませんでした。どんな手段を使っても、婚姻と同じ効果は得られないのです


裁判後の報告集会で、2人は…

原告 坂田テレサさん:
子供が産まれた瞬間から受ける不利益が多くて。うちらの現在を目で見てほしいという願いも込めて、娘も連れてきて

原告 坂田麻智さん:
「国には認められていない親なの?」と娘が混乱してしまわないか、一番不安に思っています。インクルージョン(包括的)な社会に早くなってほしい、そのために婚姻の平等は絶対に必要だと


同様の裁判は全国で行われていて、札幌地裁では2021年に「違憲」と判断、東京地裁では11月、個人の尊厳に照らして「違憲状態」としている。

(関西テレビ「報道ランナー」2022年12月23日放送)

(FNNプライムオンライン1月8日掲載。元記事はこちら

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