藤井五冠が羽生九段に圧勝 歴史的 王将戦第1局“奇襲”も
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将棋界を代表する2人による夢の対局。
王将戦七番勝負の第1局で、9日午後、藤井聡太五冠(20)が羽生善治九段(52)を破り勝利した。
藤井五冠「王将戦に関しては、先勝でスタートできたことはよかった」
決戦の舞台となったのは、徳川家康が今川氏真から奪い取った、静岡県の掛川城。
20歳の藤井五冠に52歳の羽生九段が挑んだ掛川決戦。
32歳差の2人がタイトル戦でぶつかるのは、今回が初めて。
藤井五冠(7日)「(羽生九段は)将棋界のスーパースターなので、王将戦七番勝負という舞台で対戦できるのは、とても楽しみ」
羽生九段(7日)「藤井さん、特にここ最近、さらに強さを増している印象を持っている」
25歳の時に、7つのタイトルを独占した羽生九段。
これまで獲得したタイトルは99期で、このシリーズで王将を獲得すれば、通算100期の偉業を達成する。
一方、現在5つのタイトルを持つ藤井五冠。
2月から始まる棋王戦で史上最年少の六冠を達成するためには、今回の王将防衛が不可欠。
9日は、早くから奇襲を仕掛けた。
攻めの駒である「銀」を羽生九段の陣地にパチリ。
相手の本陣を突く一手に、解説のプロ棋士も思わずうなった。
熱い戦いは、対局場の外でも繰り広げられた。
王将戦の対局が始まる30分前の8日午前8時半、掛川城周辺には、長蛇の列ができていた。
そのお目当ては、王将戦限定の御城印。
2人のサイン入りで3,000枚限定で販売された。
御城印の購入者「家に飾りたいです」
シリーズの鍵を握る第1局を制した藤井五冠。
第2局は来週末、大阪・高槻市で行われる。
(FNNプライムオンライン1月9日掲載。元記事はこちら)
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